
飛鳥寺の本堂に吊るされている大提灯。
飛鳥寺は蘇我馬子が発願し、推古天皇4年(596年)に創建された日本最初の本格的寺院であることが縁起に記されている。

昭和31年の発掘調査によって、創建時のお寺は、塔を中心に東西と北に金堂を配置して、その外側に回廊をめぐらし、講堂もある壮大な伽藍であることが分かった。

本堂正面

本尊飛鳥大仏(釈迦如来坐像)は推古天皇17年に鞍作鳥に造らせた日本最古の仏像である。
高さ約3mで当時銅15トン、黄金30kg造らせたと記されているが、平安・鎌倉の大火災で、全身の金はなくなってしまっている。
このお寺では、「写真を撮って帰っていいですよ」といつもおおらかに言ってくださるので、今回は正面と両横顔の写真を頂いた。

本尊飛鳥大仏を中央に、右には阿弥陀如来坐像(木像 藤原時代)左には聖徳太子孝養像(木像 室町時代)

蘇我入鹿の首塚
飛鳥板蓋宮で討たれた入鹿の首は飛鳥寺まで飛んで行ったと伝えられている。

蘇我入鹿の首塚から振り返って飛鳥寺全景を見る。
長閑で平和な時間が今は流れる。
