ちょっとピンボケになってしまったが、山門の右に咲いている山茶花。
これは帰るときのほうが、目に付く木である。
とても優しい色をしている。
つぼみのときの外側の花びらは濃いピンクで、開くにつれて淡いピンクが見えてくる。
牡丹園から塀越しに見える二上山をバックに、ここにも山茶花が咲いているが、山門の山茶花とは違って、みんな同じピンクで開くにつれてグラデーションの濃淡ではない。
足元に咲いていた一塊の水仙と、万両の赤い実が艶やかに冬の庭を彩っている。
この赤い山茶花は、落花盛んで、木の下には花びらが敷き詰めたように落ちても美しさを保っている。
落ち花びらを覗くように、カンアヤメも可愛い。
青空に向かって伸びた細い枝に、ちらほら桜が咲いている。
木の幹に「10月桜」と札がかかっている。
春の桜の華やかさもいいが、10月桜の小ぶりな花がしっかりと枝にしがみ付いたように咲くのを見るのもよい。
カンアヤメ・庭のあちこちに咲いていたのを4枚ほど集めて、コラージュして遊んでみた。
石光寺・おしまい
13682歩