石舞台に行く時にここを通り過ぎて、「あれ! 何か綺麗な色彩があったようだ。」そう思いつつ後続の車があったのでそのままスピードを落とさずに過ぎたが、気がかりだったので、夕方帰りに駐車スペースを見つけて、川原寺方面へ歩いていった。
川原寺の前に朱雀がデント降り立っている。
そこは好奇心旺盛な私のこと、調べておくのだったと後悔しながら、近くまで行ってみた。
幟がはためいて、ここも芸術イベントの会場のようだった。
飛鳥時代の貴人の衣の色のような、オブジェが芝生の上に造ってある。
ライトアップの期間があったのだろう。
今もやっているのかもしれないが、夜にはなかなか出て来れないので、夕暮れのモニュメントを見ながら、綺麗だろうなぁと、夜の川原寺前を想像する。
これもまた楽しい。
道路から遠くてバックが白壁なので、よく見て気がついたのは、ここに船のあることだった。
遷都祭のときの遣唐使船のような形をしているが、何の船なのだろう。
広場全体が飛鳥時代のばを構成しているようだ。
暗闇の中に浮かび上がるものだけが飛鳥人と共に朱雀に、幸せを願いたいような気分で、明日香路を後にした。
8387歩