
「根来の僧兵」の勢力が大変強かったことを、日本史で学んだ。
それが秀吉に恐れられた結果、天正13年3月の根来攻めに至った。
その大火の焼失を免れたのが、この大塔とその横に建つ太子堂のみだった。
この多宝塔は、1496年に建立された、わが国最大の木造多宝塔で、明治23年に国宝に指定されている。

九輪の上部から屋根に下ろされている鎖が美しいので引き寄せてみたら、所々に風鐸が装飾として吊るされている。

九輪にも、それぞれ風鐸が見える。

鎖にある風鐸。

大塔の軒部分の風鐸。
これらの風鐸ガいっせいに風に揺れて鳴り出すのを聴いてみたい気がする。
浄土の音の調べがするかもしれないなぁと想像している。
軒下の木組みを見上げていると、長い年月を支えている塔の木組みの美しさに感動する。
この1階の絵天井は、素晴らしかったが、中は撮影禁止なのでいつまでも心に焼き付けるように、眺めていた。

落葉した桜の木の向こうに、姿のよい大塔を眺め、今度はこの木に花を咲かせましょうと思う。
今までは、サクラの頃は大抵大門付近の桜に気を取られていたが、今度は、大塔と桜という楽しみができた。