12月に入った途端に薄ら寒い曇った日となった。
昨日はずいぶん温かかっただけに、今日の寒さはいささか応えた。
その暖かな昨日の朝、日の出の様子である。
11月最後の日の出は、偶然な早起きの結果見ることができた。
最初はどの辺りから出るのか、金色の雲を眺めながら見つめていた。
最初見当をつけたところより右手の方から、太陽の頭が出てきた。
大台ケ原の辺りのように思うが、山並みの名前がはっきり掴んでいないので、間違っているかもしれないが、とにかく夏の間よりずっと右の方から昇って来た。
昇り始めたら、見る見る顔を出してきた。
もう頭ではなく、顔と言った感じである。
光芒で山が欠けたように見えるのが、太陽の勢いだとも見える。
奥吉野の山を蹴散らして、11月最後の日の1日が明けていく。