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昨日、今日と12月末か1月の寒さが日本列島を襲っている。
初雪、初霜の便りも県内で聞ける冬将軍の訪れである。
飛鳥へ行ったのはそんな寒さの来る前で、まだ紅葉の名残を楽しめる時だった。
石舞台霧の彫刻をこの日に三度見た。
今日の記事はその最後の霧の彫刻の画像で、午後3時の霧の発生時刻だった。
朝と違ってみる場所を高台に変え、石舞台全体を見渡せる場所に上った。
紅葉と落ち葉が夕日に照らされた美しい情景の見られるところである。
木立の影が芝生と落ち葉に長く伸びているのが、日暮れ間近なひと時を示していた。
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お母さんに抱かれた小さい男の子が、それまで一人歩いていたのに、霧の発生に驚いて泣き出し、お母さんが抱っこをする羽目になった。
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周りから出た霧が次第に石舞台を覆って、やがて全ての人影さえなくなってしまった。
その瞬間が来るのを私たちは、声を掛け合いながら待っていた。
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やがて霧は夕暮れの明日香の大気の中に消えて行きつつある。
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石舞台が逆光にになる位置から眺めると、一層幻想的な雰囲気になる。
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この1枚は私の最も好きな場面だった。
影絵になった人物の感動が伝わってくるような気がする。
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