カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

ウサギさん・ご苦労様

2011年12月27日 | ちょっとおでかけ

和歌山県岩出市根来にある、総本山根来寺は桜の季節、紅葉の頃に事情がなければ毎年訪れる。
いつの頃からか、奥の院への分かれ道の右側にお祀りされている、六地蔵様にお水をあげる出水口に、棕櫚の皮で造ったその年の干支を見るようになった。
六地蔵様の一体を、錫杖と共に写した。
このお顔はとても可愛い。仏様を可愛いと言うのは失礼かと思うけれど、一緒に微笑みたくなるお顔である。




高さ40mの国宝大塔を、坂の上に見ながら、いつも先に六地蔵様にお参りする。




棕櫚のウサギさんは1年間六地蔵さんのお水をお守りして、もう直ぐそのお役目を終えようとしている。
きっと年の初めは、白兎だったのだろうが、棕櫚の色の方がよく見える姿になっている。
そして、毎年 手か首に掛けているはずのメッセージがなくなっている。
そのメッセージを読むのを楽しみにしていたが、今年はそれにはお目にかかれなかった。



受付でそのことを尋ねると「あれっ・なくなっていますか。手に持っていたのですが・・・」とのことだった。
見落としたのか、それとも外れてどこかに落ちていないかといってみたが、何処にも見当たらなかった。

来年こそは、「辰」の棕櫚造りの出水の、メッセージを読むことができますように、それもなるだけ早い時期にと今思っている。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする