カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

藁囲いの牡丹姫  石光寺 1

2011年12月14日 | ☆ ふるさと・大和

二上山の麓、葛城市染野の石光寺に、寒牡丹を観に行った。
受付で拝観券を購入したとき、「今年は温暖化で、寒牡丹の開花が早まって、散ってしまったのもあるのですが・・・」と申し訳なさそうに仰った。
それでも、今年の花たちに会えることは嬉しく、待っていてくれた花と出会えることを喜びとして境内を散策した。



遠くからはフタコブラクダのように見える二上山だが、傍では幾つもの尾根の重なりがある。

黄葉の山を引き寄せてみた。紅葉とは違った美しさがある。


石光寺の白壁の塀と古い石積みの石垣が長く続いて、長閑な当麻の里風景である。


石光寺山門

霜よけの藁囲いの中で、この寒さの中 にこやかに微笑んでいる、牡丹姫たち。
境内ではカメラマンが何人か時期待ち、光待ちの狙いの撮影の待機中の人たちがいた。
芸術的な写真を撮ることのできない私は、記録写真をパチリパチリと、それでもどの牡丹姫にも「ありがとう、こんにちは」の挨拶を心で呟いて撮っていった。








石光寺で今咲いているのは、「寒牡丹」である。
「冬牡丹」と寒牡丹についてネットで調べてみたら次のような記述があった。
というのは、冬牡丹を画像で「寒牡丹」と書いている記事を時々見かけるので気になっていた。
『☆ 寒牡丹
  春につく蕾はつみ取り、夏の終わり頃に、葉をつみ取って花期を遅らせ、藁の霜囲いをして暖かいところに保護すると冬に開花する 。

☆ 冬牡丹
  春咲きの品種を人工で温度調節し、冬に咲かせる牡丹。

☆ 寒牡丹と 冬牡丹の違いを一目で区別するには、緑の葉が あれば『冬牡丹』。葉が無く、花だけのも  の『寒牡丹』というそうです。』



コメント (13)
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