「銀世界で豊穣祈る - 稲渕の綱掛け神事/明日香2013年1月15日 奈良新聞」 14日は大雪の日でした。
翌15日の奈良新聞には、このような記事が載っていました。またこの大雪の中を稲淵まで歩いて行ったブログ友さんも、雪の中で行われた神事を、村の人たちと一緒に手伝いながら行った記事を書いておられました。
新しく張り渡された今年の綱を、早く見たくて早速行ってきました。飛鳥川に架かる勧請橋の両岸の太い木に綱は括り付けられています。 飛鳥川に真新しいしめ縄を渡して子孫繁栄と五穀豊穣、無病息災を願った明日香村稲淵の神事です。
「稲淵の綱掛け神事」についての説明板が、橋の傍に立てられています。
ここには、飛鳥川上流の栢森に女綱が11日に仏式によって架け替えられると説明されています。
ここで男綱を見た後、栢森へいこうと途中まで行ったのですが、道路の細くなっているところから向こうが、雪の後通行ができないので、通行禁止の道路標識があり、ユーターンしました。そのうち道路の状態がよくなったら行ってみることにします。
「綱を架ける両岸の木の間は距離約80メートル。住民は午前中から一生懸命に綱を作り、完成すると観光客と力を合わせて川の上に架け渡した。最後に綱を仰ぎ見ながら神事があり、参列者は1年の無事を祈った。」 当日の神事の様子が書かれていました。
稲渕のものは「男綱」とされ、綱の中央に男性を象徴するシンボルが取り付けらています。子孫繁栄の願いなのでしょうね。
何年も続いてきたこの綱掛け神事の日に、これだけの雪が降って積もったのは、初めてだそうです。稲淵の集落の人々の願いや、神事に関わった観光客、カメラマンさんにとって、きっといい年になることでしょうね。新しい綱を見上げながらそう思いました。