4月6日撮影
昨日 大野寺へ行った帰りに明日香路を通って帰った。明日香の桜も終わりだろうと、石舞台の撮影定位置に駐車して丘に登った。雨の予報のせいか土曜日にしては人が少なかったけれど、熱心なカメラマンが、かなり時間をかけながら、何かを狙うような格好でカメラを構えていた。
まだ残っている桜が綺麗で、青空のないのを補ってくれるように咲いて石舞台古墳のバックになってくれたのは嬉しい。
自分の位置を変えて、だいぶ散ってしまった桜の枝越しに石舞台の大岩を見ると、サクラの優しさが古墳に咲きかかって古代にここに埋葬された貴人(多分)にも、その優しさを差し伸べているような幻想に浸れるのも明日香の好きなところである。
この前に来た時には、まだ花丈が小さくて、石舞台とのツーショットはできないくらいだったのに、菜の花の丈も伸び、色も鮮やかな黄色になってきている。 その上に嬉しかったのは、サクラも後ろの方で控え目に春の歌を歌っているようだ。
石舞台の前の丘の上から、目に入った長閑な明日香の春風景が4枚と、最後の棚田の菜の花畑は、稲淵まで行かずに途中から、R169へ抜ける途中の農道から撮った1枚である。