H交通公社に「ぐるっと周遊 琵琶湖5つの桜めぐり」というツアーに申し込んだのは、平年の桜の開花を想定して4月13日を選んだ。申し込んだ日は2月16日だったので、まだ今年の桜情報は何処にも出されていない時期だった。
どんどん日か経つにつれ、桜の開花は何処もずいぶん早くなっていくので、息子にも友人にも「折角行っても花が終わってるで」と言われ私自身も半分は諦めて、花がなくても何か写真に入るだろうなぁと、期待を別の所に持って行けばいいと。
しかし、そんなことは杞憂だった。見事な桜並木が待っていてくれた。
「日本の桜名所100選 」にも選ばれている海津大崎の桜は、先ず最初に植えられたのは、私の生まれた年なのだとここで知った。だから樹齢77年以上の老桜から次世代へ引き継ぐ若木まで、800本の華麗なソメイヨシノが琵琶湖岸延々4kmにわたり桜のトンネルをつくっていた。何度も訪れているが、満開の大崎から次第に奥琵琶湖へ行くにつれ蕾になっていく桜の様子に大感激した最初から、今もそのときめきに似た気持ちで湖岸に立った。
土、日は道路の混雑のため湖岸は一方通行となっている。マキノ駅近くの駐車場から シャトルバスで桜並木口まで行き、そこから並木道を歩くなり、湖上タクシーで湖からの桜並木を見るなり、選択は自由だったので、今までは桜並木を歩いてばかりだったので、湖上タクシーを選んだ。
デジブック 『海津大崎の桜並木』