シャクナゲの森から一旦本堂の前に出て、庫裏の裏にあるツツジ園へ行った。
本堂・ご本尊は薬師如来。花供養は5月初旬に行われる。
船宿寺の公式HPには、『4月下旬からキリシマ系がひと足先に花開き、ヒラド系が咲き継ぐ。そして5月下旬から6月上旬のサツキまで、約3ヵ月間、船宿寺は赤紫や朱、ピンク、白などの花の波が打ち寄せ、まさにツツジの花浄土となる。』
ツツジ園への道の白い芝桜が綺麗である。
ツツジの満開には少し早かったが、回遊式庭園を歩くとさまざまなツツジの重なりが綺麗である。
ツツジの花が真っ盛りになるときには刈り込み全体が、一つの色彩となり緑の葉っぱが隠れてしまうのが見事である。ゴールデンウイークに来た何年か前は、そんな時が、満開前の静かなツツジ園も、また違ったいい趣がある。
ツツジだけでなく椿の木が所々にあり、今花の盛りである。
椿の花の木を見つめ、その花の一つ一つを日の翳りを見ながら、挨拶するように撮っていったのを集めてみた。
ツツジ園から、花の向こうに山門が見える。 この刈り込みが全て花だけにうずまる頃は、本当に見事である。
人の訪れの稀な船宿寺を後にする前に、山門から金剛山を望んだ場所に立った。この右手の石垣の大きい花のツツジはまだ咲いていなかった。
高台にあるお寺から下の参道に降りたところに、小さい池がある。 そこに水芭蕉が白い花を咲かせていた。3株くらいの花だけど白い花が水面に映って、丁度見頃であったことが喜びだった。(2013・04・18撮影)
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