カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

続 石舞台地区 尾花

2013年09月27日 | 季節の花

秋の月見のおそなえとして、欠かせないもの。【中秋の名月】(十五夜)には、ススキは収穫物と一緒に供えられるが、いつ頃から始まったのだろうか、収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味がある。 ということだから、古代からの仕来りなのかも知れない。

昨日は萩の写真をUPしながら、私の呟きを記したが、萩といえばススキと対になる秋の花なので、明日香石舞台の歴史公園で撮った写真を、もう1日連続しての呟きとなった。

 

 

狐火の 燃つくばかり 枯尾花   与謝蕪村   

与謝蕪村のススキの句を二首見つけたが、上の写真のススキをモノクロにすると、蕪村の世界が見えてくるような気がして・・・。

 

 

尾花 1

ススキの別名は尾花である。獣の尾を連想するような、花穂から命名されたのだ。

和歌や俳句には尾花と詠まれているのが多く、情景を表すのには、尾花の方がよく分かる場合が多いと思う。 

 

   

 

尾花 2 

萩の花の向こうに、直射日光があったって白く光るような尾花が、萩と対照的だ。

  

尾花 3 

まだ開き切っていない穂と、開いた穂とが入り混じって、立体的な空間を作り出している。

  

尾花 4 

殆ど開花していない状態であれば、ススキとつい呼びたくなる。先ほどテレビで和歌山県のススキの名所の映像が流れていたが、近くのススキが原を訪れてみたくなる。 

                                               11106

コメント (4)
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