昨日行った大阪天王寺公園から見上げた、ノッポな ビル あべのハルカス。
見えにくい画像になったが、手前のこんもりとした木の一番高い部分の右に延長した所に「100m」と書いた表示がある。 まだこれからドンドンのびていって、2014年8月8日には、300mの超高層ビルの完成となる予定だそうだ。
昨日は、橿原神宮前から阿倍野まで近鉄電車で大阪に行った。このコースで大阪に行くのはずいぶん久しぶりで、もうすぐ阿倍野に着くというアナウンスを聞いて、ふと窓の外を見ると、高いビルが窓全体を占領しているように建っていた。
これが珍しい光景だということは、かなりこの線を使っていなかったのが分かる。
これも到着寸前で、視界から消えるまでのごく短い瞬間目にしてすぐにシャッターをきったものだ。
こうなれば、このノッポなあべのハルカスに、俄然興味がわいてきた。
大阪市立美術館で展覧会を見終えた後、公園を散策しながら、あべのハルカスが、大空に向けて公園の木々や、天王寺界隈の高いビル群を、睥睨するように立ち上がっているのが面白くて、カメラに収めた。(おのぼりさん丸出しだよね)
美しいなぁと思ったのは、美術館の傍の、慶沢園の池に姿を映したあべのハルカスである。
今まで白い雲を浮かべた青空に、悠然と建っていた、ノッポさんが美しく手入れの行き届いた日本庭園の池に閉じ込められて逆とんぼりの姿を浮かべている。 人の見方によっては、緑の濃い純日本庭園の向こうに天まで届けと立ち上がる光景は、無粋だと見る人もいるだろうが、これも時代の移り変わり。
変わらないものの中に変わるものを、それも上でなく池に見るのもまた時の流れというものだと解釈する、順応性があってもよいものだと池に映りこんだ、あべのハルカスを暫く眺めていた。