カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

奈良 町屋の芸術祭 はならぁと 2013 栗山邸にて

2013年09月13日 | アート

 

 

これは新町通りの一番上の会場で、「岡橋邸」である。ここについては後日の記事とする。

 

芸術の秋・今県内の各所で、町屋の芸術祭が開催されている。

五條新町での開催は、9月7日から16日までと、案内パンフレットで確認していた。自分の行事の合間をぬって、昨日の午後新町通りの「HANARARTO」ののぼりの立っている、町屋の会場を訪れた。

半日しかなかったのでまだ見たいところは、少しでも時間ができた時に是非行ってみたいと思っている。 

  

 

重要文化財に指定されている栗山邸が、今年会場として、東京芸大の中野 滋先生の「テーマ・土の歌」。土(粘土から生み出された様々な表情を見せる、彫刻作品が展示されている。

栗山邸は、棟札に1607年、慶長12年の銘があって、建築年代の分かっている古民家の中では、最も古い年代に建てられた最古の民家として貴重な文化財である。 現在も生活の場であることから、非公開となっているので、今回の公開は、ありがたいものと思われる。 

  

「五條幻影」と題した作品が私の中にある幻の五新鉄道が、大きく想像を広げ、印象に残った。

以下栗山邸に展示されていた作品をカメラの収めさせていただいた。(クリックして大きい画像でご覧ください)

     

 

  

作品の題名は、あえてUPしなかったが、古民家と先生の作品との調和が、鑑賞させていただく側にとっては、土の温もりから生まれる、温かさが伝わってくるようなものが作品からにじみ出ているように思えた。素人の勝手な感想で申し訳ない。

 

展示会場は、玄関部分とそれに続く漆喰土間であるが、見上げると工具の後を残した太い棟木が、黒光りして長い年月の歴史を記しているようであった。 

 

表に面している格子も、趣がある。建築に興味があって詳しい方にとっては、魅力のある佇まいが古い年月そのままに保たれていることに興味を、もたれることであろう。 (今日はこれだけ次回に続く)

                                             10530

 

コメント (2)
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