HANARART2013の五條市での町屋の芸術祭は、26日で終わった。全会場を訪ねるつもりでいたし、訪ねたかったのだが、思わぬ行事が入ったり、家の用事ができてどうしてもはずせなかったり、結局新町通りに、終わってしまった。
最後に訪れたのは、古民家岡橋家である。
以前「朗読ボランテァ」の会食をした「フレンチレストラン 新町通りの古民家」でどこか分からない場所へ続いている階段がレストランの玄関を入ったところから見えていて、興味を持った記憶があった。そこがこの岡橋家だったのだ。住人はここには住んでいないまま長く空き家であったのが、したの部分をレストランにして、この会場は、今始めて町屋の芸術祭に協力公開されたとのことである。
こういう機会でもなければ、宿場町として栄えた頃のこの家屋が、私たちの目に入ることがなかったろうに、手の込んだ室内や、その造りの細工の細かい部分など、芸術性の高い作品の展示の場として、作品と一緒に鑑賞させて貰う事ができた。
五條小学校の児童のワークショップで制作した作品のほかに、横浜美術大学卒業生の作品の展示をしてあった。
奈良町屋の芸術祭は五條新町エリアをはじめとして、これから会場となる町屋のエリアは、八木札の辻エリア、橿原今井町エリア、郡山城下町エリア、宇陀松山エリア、奈良きたまちエリア、桜井本町エリアへと、順次移り最終は11月28日と計画されている。
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