映像:信州・上州最終宿泊地猿ヶ京ホテルの男子浴室 2016.11.21
信州・上州湯探査も最終局面となる。最後の温泉地は水上温泉郷の
一角、猿ヶ京温泉。この温泉地はダム底に沈んだ温泉街を再現した
もので首都圏の水ガメとしての上州の一面を物語る貴重な温泉地だ。
【Data】含芒硝ー石膏泉 55.5℃ PH7.6 源泉:猿ヶ京温泉 毎分600ℓ
≪ Memoir :関東甲信越名湯 トンボの湯 軽井沢星野温泉2003.11.3≫
現在の星野リゾートの原点であったろうか。星野リゾートで今も日帰り入浴を守る
星野温泉トンボの湯。14年前の入湯記憶だがそんなに賑わっていたとも思えない。
豊富な湯量で、源泉掛け流しが可能な、心地よい施設であったことはまちがいない。
【Data】 含食塩ー重曹泉 50.6℃ PH7.53 源泉:星野5号、星野新6号、志賀1号、共同井戸混合
Memoir:関東中部推奨 箱根小涌園元湯森の湯 2005.02.07
懐かしの小涌園にやって来た。今日はお一人様プラン。小涌園内の
シングルルーム棟がお得なプランだ。早速荷を解き、小涌園森の湯
温泉テーマパークを楽しむ。様々なお湯の中でこの露天風呂がいい。
【Data】食塩泉 72.5 ℃ PH6.9 源泉:小涌園供給温泉
(自然湧水を混合した蒸気造成温泉)
学術:日本温泉地域文化資産№.58宮ノ下温泉の歴史的洋風旅館建築
(日本温泉地域学会編)
回想:箱根小涌園は筆者が修学旅行で訪れた温泉施設。当時(中学生)
は温泉アドレナリンはまだ覚醒していない。もっぱら珍しさで
湯煙を観た感。ここでの洋食テーブルマナー初体験が思い出だ。
映像:浪漫の館月下美人の露天風呂
2016年春の日本温泉地域学会が開催された温泉地。その会場となったのが
浪漫の館月下美人 である。勿論、温泉は下條温泉源泉の美人の湯 (PH9.6)
印象的だったのは経営者一家のおもてなしが溢れる星空の探勝会であった。
【Data】単純硫黄泉(アルカリ性) 29.6℃ PH9.6 源泉:下條2号泉
映像:日帰り入浴施設媒香庵の露天風呂(5人も入れば満杯)
白骨温泉に到着した。今日はここの老舗旅館:湯元斉藤旅館の
別館に宿る。先ず荷をほどき、早速有名な公共野天風呂を目指
したが工事中。そこで、湯元斉藤旅館直営の露天風呂に入湯だ。
【Data】土類硫化水素泉 39.7℃ PH6.6 源泉:湯元5号
参考:本物の名湯ベスト100‐70白骨温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産NO.76噴湯丘と球状石灰華(日本温泉地域学会編)
参照:公共野天風呂(白骨温泉2008年)
同じく乗鞍高原の温泉。解放感溢れる露天風呂が特徴。
源泉温度が温泉法ギリギリの25℃である。周辺に沢山
温泉がある中加温での誘客には厳しい物があるだろう。
【Data】重炭酸土類泉 25℃ PH6.6
源泉:乗鞍高原休暇村温泉
映像:福岡空港フライトで隣り合わせの若女将との約束で訪問
草津温泉共同浴場「翁の湯」の真ん前にあるホテルみゆき別館
春の学会に行く途中知り合った女性の実家である。本人は不在
だったが女将と面談。貴重な湯宿の存続をお願いし名湯を味わう
【Data】酸性ー塩化物・硫酸塩泉 96℃ PH1.5 源泉:万代鉱
東京都では久し振りの名湯体験だ。東京都西多摩郡日の出町。東京とは思えない
田舎の湯。建物から想像するにふるさと創生資金利用かな。立派なアルカリ性だ。
【Data】単純温泉 27.4 ℃ PH9.64 源泉:生涯青春の湯 ひので三ツ沢つるつる温泉
浴感:泉温27.4℃で、加温・循環・塩素消毒という、温泉マニアが嫌う条件だが
適温(41~2℃)と一部掛け流し効果が絶妙、全く違和感がない。湯づくりの
のうまさで名湯としたい。極め細かい湯管理が心地よい浴感を提供好事例。
映像:中沢ヴィレッジ本館の浴室の一つ草津温泉をじっくり体感
草津の夜は中沢ヴィレッジ宿泊。日本温泉地域学会の大会基地となる。
ここでは草津の代表的な湯畑、万代鉱、わたの湯の三源泉を味わえる。
草津温泉を代表する、老舗温泉施設ならではの3つの源泉使用である。
【Data】
源泉ーわたの湯
泉質:酸性含硫黄-アルミニウム-硫黄塩塩化物泉 56℃ PH2.08
源泉ー湯畑源泉
泉質:硫黄泉(含硫化水素酸性明ばん緑ばん泉) 55.3℃ PH2.1 4000ℓ/m
源泉ー万代鉱源泉
泉質:酸性-塩化物-硫酸塩泉 94.5℃ PH2.08
映像:共同浴場併設『時間湯』で湯もみの実践指導を体験する日本温泉地域学会員
時間湯『湯長』の歌に合わせ、湯揉み。湯長の力強い草津節に惹き込まれる
草津温泉の薬湯効果は医学的に説明出来ないものがある。しかしこの温泉効果で多
くの人々が救われたのも事実。効果を実践確認できるのが源泉地蔵の湯の『時間湯』
【Data】含石膏-食塩硫化水素泉 52.3℃ pH=2.0 源泉:地蔵の湯
草津温泉に新しい温泉施設が出来た。総木造の『御座之湯』だ。
一見四国道後温泉を彷彿とさせるこの施設。サービス提供も似
る。果して草津温泉に必要な施設なのか?一方で廃業の旅館も。
御座之湯とは、鎌倉時代に源頼朝が入浴した事から、御座之湯
と呼ばれ、ここでは2種類のお湯(源泉)を味わうことが可能。
【Data】
〇湯畑源泉(木の湯:HPより)
泉質: 硫黄泉(含硫化水素酸性明ばん緑ばん泉) 55.3℃ PH2.08
〇万代鉱源泉(石の湯:HPより)
泉質:酸性-塩化物-硫酸塩泉 94.5℃ PH1.5
映像:沢渡温泉共同浴場の浴室。立派な石造りに感動。
尻焼温泉から沢渡温泉に移動。12軒の旅館が営業する。
坂の中腹に共同浴場がある。依然訪問の時とは様相が
異なる。リニュアルしたが浴室は依然と変わらぬ風情。
【Data】含食塩ー石膏泉 55℃ PH8.3 源泉:県有泉
長笹川のほとりに作られた湯壺。三方の壁と屋根があるが
川の正面は開放されている。川湯は水着使用だが共同浴場
は水着を禁じているので注意。やや熱めの源泉が注がれる。
【Data】含食塩ー石膏泉 55℃ pH7.9 源泉:営林署源泉
≪ Memoir: 四万温泉共同浴場 御夢想の湯(群馬県) 2013.5.25.≫
中之場駅から車で上州名湯四万温泉に向かう。 先ずは、四万川の辺に建つ共同浴場
入浴体験。 外観は木造りの立派な佇まい2006年1月に建て替えられリニューアルオ
ープンした新しい建物は木造の湯屋造りで懐かしい構え。ここは四万温泉由来の地。
【Data】含石膏―芒硝泉食 48.8℃ PH8.7
源泉:四万温泉湯の泉の湯・山鳥の湯・御夢想の湯混合泉
伝承:
源頼光の家臣、碓氷貞光が、夜もすがら読経していた時、夢枕に童子が現われ「私
はこの山の神霊です。あなたの読経の誠心に打たれたので四万の病いを治す霊泉を
授けよう」と言った。貞光が目を覚ますと温泉が湧き出していたという言い伝えだ。
所感:四万温泉は青森県酸ヶ湯温泉と同時に国民保養温泉地に国指定された謂わば
泉質も軽快な石膏泉が多数を占めている。共同浴場は4、町民浴場(公共)が
が2つある。此処、御夢想の湯は浴室も立派な黒御影石をくりぬいて作って
いるが二人も入れば満杯足を伸ばすと一人しかはいれない。想像するに、民
間の温泉施設を圧迫しない配慮とも思われる。ゆっくり、入るなら民間の有
料施設へどうぞということだ。納得である。
映像:恵那のさび石、檜、古代檜、御影石…桧中心のこだわりの一湯。
下呂温泉駅前、飛騨川、下呂大橋の袂、下呂温泉随一の温泉施設水明館。
日本温泉地域学会下呂大会が開催された施設。今日は此処で学会懇親会。
さすがに大浴場の湯使いも大施設の割に匠である。大満足の入湯体験だ。
【Data】単純温泉 55℃ PH9.18 源泉:下呂温泉(幸田ポンプ所)