≪ Mémoire(メモワール):名曲喫茶「ひまわり」(弘前市土手町)映像2007.3.31 ≫
学生時代にたま~に寄って雰囲気を味わった名曲喫茶「ひまわり」。もう何十年も前の事。
向かいにはカソリック系の聖愛女子学園(中学・高校)があった。当時、高校生は喫茶店
利用を制限されていて唯一この喫茶店だけは許されていた。ジャスミン・ティーを飲んで
、クラシックの名曲を聴き、広めの胸元セーラー服の聖愛の姉ちゃんを横目でチラちらり。
解説:名曲喫茶「ひまわりは」現在でも営業している。老舗喫茶「万茶ン」と同じく息が
長い。文学愛好者が多い弘前では、この「ひまわり」か「万茶ン」がたまり場だった。
ちょっと進んだ?高校生は学校近くのジャズ喫茶「オーヨー」に入り浸っていたが、
筆者はタバコ臭学ランを着た方には馴染めないのでとうとう行ったことがなかった。
記録:少子高齢化の波で弘前の教育環境も激変。女子高の聖愛高校、柴田高校、中央高校
は男女共学となり、岩木高校は中央高校に吸収。学生達の立ち寄り先の今泉書店、
その後出来た紀伊国屋書店が閉店。土手町商店街はガラガラとなった。寂しい限り。
参照#老舗喫茶「万茶ン」
≪ Ⅿemoir(メモワール) :洋館の街 弘前の旧弘前市立図書館 (弘前観光館広場2011.9.25) ≫
洋館の街弘前の代表的な建物がこの旧弘前市立図書館。筆者の実家の近くで下宿屋として
記憶がある。中学時代には奇抜な形状の建物だと思ったものだが、気が付いたらこの場所
に移築され公開展示されていた。弘前市にある多くの洋館を手掛けた名匠堀江佐吉の作品。
特徴:左右に八角形の三階搭があるルネッサンス風で、採光のためガラス窓が多い。新し
い図書館が弘前城内に出来たことから民間に払い下げられていたのを再取得し移設。
参照#①旧弘前市立図書館の内部 ②同じく洋館の街を思わせるカソリック弘前教会
洋館の街弘前土手町の象徴的な建物がこのなんの変哲もない時計屋さん。そして、奥田の
下駄屋(もう無い)の路地からこの時計屋さんの三角屋根の時計塔が見えたらもう土手町。
土手ブラが始まる。行きかう女学生を横目に今泉本店で本を物色し仕上げは喫茶ひまわり。
記録:三月、一戸時計店の店主が亡くなった。時計店は閉店、しかし、此の佇まいは残る。
参照#弘前(洋館の街)探訪紀行
映像:天守閣の正位置石垣は現在修復中で、天守閣は本丸中央部に移設されている。
2019年弘前さくらまつりのクライマックスは天守閣を仰ぐことだ。今年の天守閣も
本丸御殿跡中央。絶景ポイントの下条橋の後方に確認。本丸濠に聳える雄姿は暫く
お預け。お城、桜、下乗橋、赤い欄干、お濠・・・今年も弘前城の桜のお祭を楽しんだ。
記録:4月20日開幕~5月6日閉幕で来園者数289万人。10連休中ピーク28日の39万人
参照#お濠端の雄姿の弘前城天守閣(2008年秋) #仮天守台の天守閣絶景(2016年春)
(2019年令和元年 弘前さくらまつり 完)
☝
映像:画面真下中央に、泥亀が首を伸ばして桜・岩木山を眺めている風情だった。
弘前さくらまつりで最も感動するシーンの景観は北の郭の濠・桜・岩木山の眺望。
今年は西濠から直この絶景現場に来た。桜はまだ五分~八分だが絶景に違いない
四の丸は華やかでないけれど筆者にとっては、中体連の陸上競技など思い出深い
参照#満開時の北濠・桜・岩木山{弘前城絶景(弘前城北の濠)2016.4}
2019年平成最後の弘前さくらまつりのマスコットキャラクターは初音ミクコラボの
桜ミク。弘前駅や弘前公園(城内)でキャピキャピの笑顔が出迎えてくれる。バーチ
ャルキャラなのだがアニメファンは見逃せない。映像は筆者が激写した看板桜ミク。
KEY:初音ミク、アニメ、ピンク、弘前城、桜まつり、市政130年、100回開催(来年)
参照#同じく人気アニメキャラクター採用の観光用ポスター「ふらいんぐういっち」
さくらまつりの楽しみはやはり沢山の出店が並んだ通りを覗き、チョイ買いだろう。
今日はまだ朝なのでで出店も全てがやっていない。そんな中、公園内の護国神社前
の広場に出店がほぼ満開の桜の下でオープンしていた。賑やかな品揃えが懐かしい。
Memoir オオヤマザクラ 弘前市常盤野 【 2019.5.4】
ゴールデンウイークの岩木山桜ネックレスロードを鑑賞し、岩木山常盤野からの
山容を鑑賞。まるで、岩手山小岩井農場の一本桜の様な景観のヤマザクラを鑑賞
岩木山も場所によってはご覧の様な形に姿を変える。青空・岩木山・ヤマザクラ
参照#岩手山麓「小岩井の一本桜」
≪ 滑降速報:岩木山百沢スキー場(日本百名山岩木山:弘前市)2019.3.3 ≫
ふるさとの山に向ひて 言うことなし ふるさとの山はありがたきかな(石川啄木)
憧れの山、生い立ちの山、忘れえぬ山、父母の山。そして、ふるさとの山、岩木山。
およそ十年振りのスキー滑降は2019年3月3日雛祭りの記念すべき日。今日は
休日ということもあり、弘前市民にリフトは無料開放。筆者も滑り放題を楽しんだ。
弘前市岩木山百沢スキー場の魅力は長大なスロープ(第一リフト経由第二リフト)を
風を切り、岩木山を背に滑走できることだ。空は抜ける様な青空、白銀は招くよ
参照#① 名山眺望岩木山 (青森県津軽平野藤崎町#平川船場眺望)②弘前城#本丸眺望
③ 石川啄木の名短歌を生み出した「#岩手山」(岩手県盛岡市渋民)
弘前城雪燈籠まつりを駆け足で楽しんで、帰りのコースは東内門から東門へと辿る。
東門は三の丸の東にある門。多くの観光客は大手門から来てまた大手門から帰るが
市内の繁華街には東門が近い。その東内門の桝型に並べられた雪燈籠の出来が良い。
参照#桜が咲く頃の弘前城東内門の景観(2007年5月)
北の郭で光のファンタジーを楽しんで武徳殿休憩所でチョット休憩・暖をとり、
四の丸(レクレーション広場)弘前城雪燈籠まつり最大のイベント会場に向かう。
2019年雪燈籠まつりの目玉は旧弘前市役所の大雪像&プロジェクトマッピング。
追憶:中学校時代、筆者は所謂越境入学で弘前市内の学校に通っていた。週末
里帰りからの帰路、乗り合いバスがこの旧市役所前のバス停で止まるの
を記憶している。それが、こんなに立派な建屋だとは知らなかったのだ。
参照#旧弘前市役所前にある旧五十九銀行本店(青森銀行記念館:弘前市寄贈予定)
映像:昨日はバレンタインデー。きっとこの映像のような素敵な夜であったでしょう?
雪燈籠まつりの目玉は弘前観光コンベンション協会が無料配布のキャンドルサービス。
本丸から坂を下り、鷹匠橋を渡ると北の郭(内北之郭)。そこは光のファンタジー空間。
東口券売所前でボランティア学生が観光客にキャンドルを無料配布している。各々が
自分の好きな場所にキャンドルを置くことで光のファンタジーに参加する楽しい試み。
参照:願いの光列(雪燈籠まつり26)
秋晴れの世界遺産白神山地の隣接地域。長い年月を要して漸く津軽ダムが完成し
ダム底が水で満たされたらご覧の様な景観が出現した。水底に沈んだ多くの家々
と引き換えに、白神山地の恵みが湖となった景観は新しい観光シーンを提供する。
対比:同じく巨大ダムが新しい景観を提供した北海道十勝ダム
映像:『高岡の森弘前藩歴史館』に展示されている津軽信政の愛刀鞘
津軽(弘前)藩中興の祖ともいわれる津軽信政を祀る高照神社境内に
弘前市が「高岡の森弘前藩歴史館」を建築して2018年4月にオープン
した。紆余曲折の結果漸く津軽藩の宝物を整理保存する施設が出来た。
記録:歴史館には約5千点の宝物、津軽藩所縁の品々が保管されてる。
開館記念展示ではその内、59点{津軽信政着用鎧(複製)、
所用脇差(大小)、馬具甲冑、弓矢、馬印など}が展示された。
参照:高照神社(青森県弘前市)
弘前城で白日の桜を堪能した後。目指すはライトアップされた夜桜鑑賞。
今日は長~い一日。しかし今の桜は今しか鑑賞できない。一日万歩の思
いで夜桜見学に。先ずは西の郭越しに、赤く染まる桜と岩木山を眺望す。
参照:弘前市役所屋上展望台から眺望した『岩木山桜濠(さくらまつり29)』