星生温泉代表的な泉質である。泉源は星生山の中腹標高1,450mの場所
に湧出している。九州で一番高い場所の湧出泉とされている。桶風呂の
設置も、酸性成分の腐食等から浴槽を守るためともされている。名湯
【Data】①酸性緑礬泉 47.9℃ PH2.1 源泉:九重星生ホテル(山の湯)
②単純硫黄冷鉱泉 17℃ PH4.6 源泉:九重星生ホテル(冷 泉)
③単純温泉 94.1℃ PH6.8 源泉:九重星生ホテル(噴気泉)
④単純硫黄冷鉱泉24.1℃ PH5.2源泉:九重星生ホテル(硫黄泉)
記録:九重連山、星生山裾野飯田高原に位置する施設は露天風呂が
圧巻だ。名前の通り、満天の星を眺めながら入浴は正に星生。
今年も沢山の温泉地の方にお世話になりました
2013年、行く年を惜しみ、来る年に期待をかける。今年も様々な湯体験をした。
人生の中で温泉が占める割合は少ないが、後半になると 100%の依存率となる。
今年の温泉の締め括りは奇跡の湯とも思われる奥湯の郷の コバルトブルーの湯。
【Data】食塩泉 99℃ PH8.8 メタ珪酸234㎎ 源泉:奥湯の郷自噴(451ⅿ)
参考:本物の名湯ベスト100‐14湯布院温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然・文化資産No.109(日本温泉地域学会編)
解説:温泉が食塩泉ながら透き通ったコバルト色を呈するのはやはり含有成分に
メタ珪酸を有するから。メタ珪酸ガラス成分が光の青い部分を通すらしい。
青の虹色温泉と言ってよい。メタ珪酸成分を234mg含有、奇跡を起こす。
今日の自炊宿:豊礼の湯に不思議な色の温泉が湧いている。青白濁湯だ。
先ずこの湯に入ってくつろいでから本日の晩御飯造りに入ることとした。
湯船右手に小国富士と言われる涌蓋山を望むことが出来る。名山名湯だ。
【Data】食塩泉 96.5℃ PH8.36 青白い濁り湯 源泉:豊礼の湯
考察:何故青白い色彩を呈するのか諸説あるがメタ珪酸を154㎎含有。
このメタ珪酸が光化学反応で湯に青色を帯びるというのが通説。
映像:山川温泉の共同浴場。先客は写真を撮るというと快く開けた。
九重連山を大分県、熊本県境を温泉を求めてひた走り今日の最後の
はしご湯は山川温泉。涌蓋山中の北里にひっそりと湧ている名湯に
九州の温泉力のすごさを肌で感じとる。山峡の秘湯は名泉の極みだ。
【Data】単純硫化水素泉 55.1℃ PH6.47 源泉:山川温泉
映像:秘湯福元屋の人気湯がこの壁沿いに設置された洞穴風呂である。
久し振りの混浴秘湯である。今日本では混浴そのものが珍しくなった。
今日訪ねた壁湯温泉福元屋では共同浴場も隣接されているが何故かご
覧の奥の混浴岩風呂に旅館さん宿泊カップルや観光客が集まっていた。
【Data】単純温泉 39℃ PH7.9 源泉:旅館福元屋
参考:本物の名湯ベスト100‐55九重温泉郷(講談社現代新書:石川理夫著)
映像:別府オンパクの締めくくり砂湯体験をする日本温泉地域学会の面々。筆者はどこ?。
亀川温泉、別府海浜砂湯は別府国際観光港の隣、上人ケ浜公園の一角にある。上人ケ浜とは
一遍上人がこの地に上陸したとの伝説から来ている。砂湯は幅6m 延長20mで面積120平方
メートルもあり、一寸頭をもたげれば、磯風に吹かれ、別府湾のさざ波を楽しみながら砂湯体験。
【Data】純食塩泉 69.2.℃ PH8.0 源泉:別府海浜砂湯
映像:別府温泉郷鉄輪温泉の共同浴場『渋の湯』男子浴室
鉄輪温泉散策のランドマークはなんと言ってもこの共同浴場。以前は
無料であった。最近は入り口に『入浴料100円』の入金箱が設置され
ている。かなりの熱さなので、掛け湯は念入りに行い、長湯は禁物だ。
【Data】食塩泉 87℃ PH4.1 源泉:別府市営渋の湯温泉
青磁色とも、コバルトブルーともいえる芸術的深みのある色を湛える『海地獄』
別府温泉のもう一つの魅力は地獄巡り。代表的な海地獄は今から約1200年前鶴見岳
の爆発により出来た広大な池が、海の色に見えるところから名付けられた。その他
地獄めぐりは鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄等楽しめる。
【Data】純食塩泉 94.5℃ PH3.9 自然湧出 源泉:海地獄
名物:温泉卵、地獄饅頭、地獄プリン、アマゾンのオオハス&ワニ〈温熱利用)
映像:高温を冷ますための施設。空中に散水拡散する事によって熱を奪う空冷式。
別府八湯の一つ『観海寺温泉』の中心を成すのが巨大温泉レジャー施設、スギノイ
パレス(杉乃井ホテル)の巨大な施設はバブル崩壊の前の好景気に支えられた姿が
観える。137億の負債で会社更生法を適用、今ではオリエント不動産系列となって
いる。この様な温泉文化・資産が引き継がれている事に安堵する。
【Data】①緑の湯・・・食塩泉 94.5℃ Ph8.6 掘削自噴 源泉:杉乃井ホテル
②棚湯・・・・・含芒硝-食塩泉 64.8℃ PH7.4 源泉:杉2,長命泉の混合泉
参照#大分県 温泉地 データ・ベース
映像:花合野川沿いにある共同浴場は綺麗に保たれていた。
湯布院でも黒川でもない、温泉の通は『湯平温泉』だと巷話もある。温泉街には共同
浴場が5つ。中の湯は湯平温泉まつりで芸人衆の着替え室となり使用不可なので砂湯
温泉を利用。朝一番湯の喜びは新鮮なお湯を独り占め出来ることだ。湯平の湯っこだ!
【Data】含芒硝ー食塩泉 81.9℃ PH8.4 源泉:湯ノ平中鶴2号泉
共同浴場:金の湯、中湯、砂湯、銀の湯、橋本温泉(源泉は共通)
映像:地蔵堂向の坂下にある黒川温泉共同浴場『地蔵湯』男風呂、手前が激熱!
黒川温泉発祥の歴史ある共同浴場は強烈だった。適温(と言っても45℃~46℃)の隣の浴槽(熱い湯)に、足を滑らして落ちたら激熱。足が真っ赤(火傷状態)になった。小生の肌計測では恐らく51℃?だ。
小学生が一人黙々と身体を洗っていた。小生の惨事を目の当たりにして『いつかも一人、湯あたりで救急車が来ていたな~。数年前も人が亡くなったんですよ~』。子供は正直で、鋭い。本当なんだろう。・・・『黒川温泉も人が少なくなったどうなるんですかね~』子供の独白めいた言葉。小生『大丈夫だよ!黒川の魅力がやっと浸透してきたんだよ。人で混み合うのは本当の魅力ではない、黒川はこれから本当のお客様でユッタリ、確実に栄えると思うよ』と坊主頭の少年を励ました。隣の女性風呂からお母さんらしき声で『ありがとうございます』と艶やかなお礼の声が掛けられた。共同浴場の何気ない交流だ。
【Data】含食塩ー単純硫黄泉 77.8℃ PH3.3 源泉:黒川温泉地蔵湯
映像:現東京駅と同様の天井画がある蓬莱門(新館はお土産販売、休憩室などに利用)
武雄温泉は1200年の古湯。豊臣秀吉が示した”入湯心得”も残され、伊達政宗や
宮本武蔵・シーボルトも入浴。元湯、蓬莱湯、家族湯、殿様湯、楼門亭さぎの
湯などがあり佐賀県の温泉テーマパークの趣。筆者は奮発し殿様湯に入湯する。
【Data】 単純温泉 45.3℃ pH8.23 源泉:第5号源泉
(混合泉) 単純温泉 49.6℃ pH8.57 源泉:第6号源泉
参考:本物の名湯ベスト100‐52 武雄温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域文化資産No.98:「蓬莱門」と「殿様湯」を持つ共同浴場
参照# 東京駅 外観
別府八湯観海寺温泉の公衆浴場。コバルトブルーと別府湾眺望の景観で
有名。食塩泉なのにコバルトブルー色とは別府の温泉力の凄さを感じる。
コバルトブルーの秘密はメタ珪酸346.6㎎ 含有。入浴には食事が条件だ。
【Data】食塩泉 100℃ PH8.3 源泉:いのちいで会館(上)
鑑定:食事付が入浴条件だが、コバルトブルーに包まれての入浴は必携
金鉱跡地という立地条件も又、湯情をそそる。別府トップクラス
参照#大分県 温泉地 探訪紀行
橋本温泉は湯平温泉にある共同浴場がある内の一つ。大正11年、
5つ目の共同浴場として造られた、現在は浴槽を二つに仕切られ、
ぬるめと熱めみ仕切られています。湯平共同浴場の中で最も広い。
【Data】食塩泉 81.9℃ PH8.4 源泉:湯ノ平中鶴2号
参考:本物の名湯ベスト100-79 湯平温泉(講談社現代新書:石川理夫著)
学術:日本温泉地域自然資産№.110伝統的石畳街と飲泉文化(日本温泉地域学会編)