お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

月 山 ( 山形県 庄内平野 )

2024年12月01日 | 💿日本百名山・私的

リニューアル再掲月山(映像:庄内平野最上川支流越しに眺める12.04.29)

月山は温泉探査で肘折温泉を歴訪した時に見上げた山であるが、コロナ災禍で
山岳トレッキングをするようになってから未だ眺望していない。しかし、何時
山行する山と決めている。今回は、その為の意気構と、文学的接点を再掲す。

記録:1,984m、成層火山、出羽山地 温泉:月山志津、湯殿山、肘折温泉

日本百名山:作家深田久弥著「日本百名山」NO.16番目 に記述の抜粋一文
 『月山の名の起こりは、半輪の月の形からではなく、その山を仰ぐ平野の
  人々が彼らのもっとも尊崇している農業の神、月読尊を祀ったから・・・』

温泉月山の麓の温泉郷 肘折温泉『共同浴場上の湯』

文学Ⅰ松尾芭蕉は「奥の細道」でこの山を見上げている。出羽路だろう。
    『 雲の峰 いくつ崩れて 月の山 ] 』
    解釈:雲に見え隠れする峰々の中で月山は優れて際立つ。

文学Ⅱ:山形の文人・斎藤茂吉の短歌
    『 みちのくの  出羽のくにに  三山は  ふるさとの山  恋しくもあるか
    解釈:三山とは出羽三山で羽黒山、月山、湯殿山のことで、東京で
    の成功があっても郷里山形に帰れば、やはり恋しく思う秀山だった。

参照#① 日本百名山( 深田久弥 著) 探訪
   ② 山形県 温泉地 データ・ベース
   ③ 斉藤茂吉(歌人・精神科医)探査紀行
   ④ 松を芭蕉(放浪の歌人)探査紀行

(過去の記録:2012.07.08
 庄内平野に入る。山形県の南部、米処。南に月山北に鳥海山が聳える。海
 も近く、山も望める地域この庄内平野を舞台に藤沢周平の物語が展開した。

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