お湯の国 日本

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太宰治文学碑(青森県外ヶ浜町)

2010年01月03日 |   ✑文学逍遥 紀行

映像:外ケ浜町観瀾山にある文学碑。太宰が実際に座っておにぎりを食べた岩を使用。

昨年は太宰治生誕100周年。つまり生きていれば101歳。多彩な試みが青森県では行
われ今年も持続する。青森県が生んだ天才の一人かもしれない。太宰治は小説「津軽」
を執筆の為の取材旅行中、蟹田町に棲んでいた友人(中村貞)を訪ねこの山で遊んだ

観瀾山。・・・その山は、蟹田の町はづれにあつて、高さが百メートルも無いほどの小山
なのである。けれども、この山からの見はらしは、悪くなかつた。その日は、まぶしい
くらゐの上天気で、風は少しも無く、青森湾の向うに夏泊岬が見え、また、平館海峡を
へだてて下北半島が、すぐ真近かに見えた。』 (小説『津軽』より)

記録:江戸時代に吉田松陰、明治時代に大町桂月、昭和に太宰治が津軽半島突端に至る。

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