お湯の国 日本

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松尾芭蕉(湯をむすぶ・・・那須温泉)

2010年07月09日 |   ✑歌碑句碑 紀行

 那須温泉郷那須神社境内にある松尾芭蕉の句碑。松尾芭蕉もこの地の奇勝
 ・殺生石を見物した史実がある。屹度その日は鹿の湯に浸かったのだろう。

 碑文: 湯をむすぶ  誓いも同じ  石清水

 句釈:那須温泉神社は那須与一も武運を念じたお社、時代が違うが温泉健
    康祈願をする己と同じお社で感慨深いことだ。
 説明:岩清水とは滾々と湧く泉の事だが、かたや武運の神様:岩清水八幡
    宮の略称、与一と自分を重ね合わせた名句で季語は夏である。

 別句: いしの香や なつ草あかく 露あつし
 解釈:硫黄を放つ岩は、その毒気により、蜂や蝶の屍骸が折り重なり、草
    木が育つこともできない。夏草あかくは虫の屍骸を指し、露厚しは
    ‥・露(虫の屍骸)、厚し(折り重なる)

 参照栃木県 温泉地 データ・ベース
  

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