≪ 鑑賞速報:🎦FUKUSHIMA50(角川映画・配給松竹:青森コロナシネマワールド)2020.3.7 ≫
3.11東日本大地震発生からもう九年目を迎える。忘れえぬ日の前、この映画を見る意味は深い。
あの日、あの時、私達は自然の怖さを体感した。大揺れする大地、その後の前代未聞の大津波
そしてややもすれば日本列島に住めなくなる程の放射能汚染の恐れがあった原発水素爆発事故。
黙祷:2020年(令和2年)3月11日(水) 東日本大震災発生時間 午後2時46分 1分間 黙祷
記録:2020年(令和2年)3月10日現在 死者(含関連死)・行方不明 22,167人
所感:私達は第二次世界大戦(太平洋戦争)で文明の利器が人々を殺傷して果ては広島・長崎
の原子爆弾投下という経験をした筈なのに・・・ 基本的に原子爆弾と同じ核融合の原理で
発電するシステムが安全制御を失った時の怖さの一端をこの映画が再現。実際の事象の
何分の一の再現映像だがあの恐怖の時間を共有した私達には十分。後半涙が止まらない。
願い:資源を持たない日本、その高度成長の源は豊富な水力発電、火力発電であった。その頃
はそれで十分だった。しかし、環境問題、効率化などでいつの間にか原子力発電基盤の
エネルギー政策。3.11 東日本大震災で原発事故が発生。安定供給の原子力発電を見直す
機運が今の状況。ならば無限に電力に依存する生活を変えようではないか! 工業、 新
幹線、電化住宅、ネット、パソコン・・電力依拠の生活を変えないでどうして原発反対を
唱えられるのだろうか・・生活そのものを変えるべき時が来たのだ。スロー&エコライフ。
そして私達が生き延びる為に、原子力発電に頼らないエネルギー社会の構築が急がれる。
出演:佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、安田成美、緒形直人、火野正平、萩原聖人、吉岡里帆他
参照#①日本列島大地震の歴史 ②東日本大震災の筆者取材記録(2011年、2012年、2018年)