
≪ お便り速報:北海道 風景画館便り三十九 北海道 中富良野 奈江 2020.10.07 ≫
映像:2007年8月に訪れた風景画館(旧奈江小学校)の佇まい
北海道風景画館から今年三回目の便りが届いた。北海道はもう秋真っ盛りの気配だ。
風景画館も10月15日で今年の営業を終えるという。又厳しい冬が芸術空間をまっ白
く封じ込める。そんな季節の変わり目に奥田画伯の変わらないメッセージが嬉しい。
便り:奥田修一画伯のお便り文末にこの様に記されていた。
「ライナー・マリア・リルケが友人に『私は私自身が出版した本が買えない状
況にあるので、次の詩集を購入して読んで欲しい。』とリストを手紙に書い
て送っている。笑い話ではない。画家は自分の絵を購入できる状況にない。」
さあ、この文章をどうとらえるだろう。小生は一瞬、奥田画伯もコロナ災禍で収入
が激減したのではないかと心配するのだった。もう何年も北海道を訪問していない。
今年こそはと思っている矢先にコロナ災禍で動きがとれない。どうか、私が訪問す
るまで風景画館を続けて欲しいと願うばかりだ。最初に訪れてから13年が経過する。
百年遅れの印象派と呼ばれる画家・奥田修一が今も創作活動を続ける中富良野地方。
作品を展示したく選んだのが奈江小学校跡。多くを語るまい、是非本ブログのカテ
ゴリー北海道風景画館を観て欲しい。絵に素養があるとかでなくおのおのの体験で
風景画館の景観、雰囲気、音楽、展示物等に何かしらの感動を覚えたら幸いである。
参照#北海道風景画館 本ブログ右側カテゴリー(風景画館をシリーズで紹介)