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≪ お便り速報:北海道 風景画館便り三十八 北海道 中富良野 奈江 2020.8.15 ≫
映像:2020年厳冬期に羊蹄山を取材スケッチする奥田画伯
北海道風景画館から今年二回目の便りが届いた。コロナ災禍の中北海道風景画館の
現況が心配な時だったので、お便りに奥田修一画伯の元気なメッセージが込められ
安堵した。この厳しい局面だからこそ、大自然に抱かれた芸術空間を守って欲しい。
便り:奥田修一画伯のお便り文末にこの様に記されていた。
「コロナウイルスが再燃して、この先どうなるかわからない状況です。自然は
バランスをとるものですから、都市集中、経済優先、自然破壊、高齢化、貧
困と人口増加、過剰な移動や娯楽、向こう見ずな自己中心主義等々。人類が
抱える諸問題に反応していると見れば,見てとれます。そんな中、献身的に病
む人々に、自らの危険を受け入れながら尽くす人々がいる。むしろ、このひ
たむきな姿勢こそが人間的なことであり、人間が神を必要とする本質だと思
います。人類はそう遠くなくワクチンを手にして、乗り越えて行くのでしょ
うが、それさえも破滅に向かう一過程にみえてなりません。」・・・同感です。
参照#①風景画館の好きなワンシーン「至福空間」 ②真狩村からみた羊蹄山