画像リニュアル再掲:神滝温泉の近くにある大町桂月歌碑、足跡に感動
もう、十二年も前の入浴記録、既に廃業になって居る温泉場。嶽温泉が
湯温・湯量の低下で騒動になっている。他人事ではない、下風呂温泉の
某旅館女将からも湯温の低下で困っているとヘルプ。温泉は有限なのだ。
(過去の記録:2010.04.04)
神滝温泉は鳴子温泉から鬼首温泉に向かう途中の、山岳道路沿いにある。
山間の温泉場。農家と見間違う佇まいに勇気を出して入ると、小さな湯
壺が男女別二つある。掛け流しの湯情にいつしか時が止まった様なのだ。
【Data】食塩泉 64.4℃ pH6.6 源泉:上滝3号
歌碑: 『 薄着して 山に入れば 残雪ふきの薹 』(大町桂月)
解説:神滝温泉の手前には蟹沢温泉を経営していた元鬼首村村長高橋邸
があり大町桂月は蟹沢温泉に投宿したのだそうだ。その蟹沢温泉
は鳴子ダムに沈み高橋邸も門柱と桂月歌碑を残すのみ。神滝温泉
も廃業。このように時代と共に温泉は変遷する生ものなのである。
参照#大町桂月(酔仙人)探訪紀行