お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

崩山 (世界遺産 白神山地)

2009年07月12日 | 💿日本百名山・私的

世界遺産白神山地のもう一つの特徴はその地層にある。崩れやすい脆い石灰岩
が主体の構造は地殻の隆起運動(地震)、浸食作用などでV字谷、湖沼などの地
形を形成。一帯は300年前の地殻変動 (地震)で山が崩壊、33もの池を造った。
崩れた一部が山肌を顕わにし、今の崩山となった。 2008年の岩手・宮城内陸
地震(栗駒山・須川温泉周辺)は、この白神山地の地震の再来とも言われている。

記録:標高940.2m、麓の青池登山口から山頂まで2時間15分

参照崩山・厳冬(白神山地)

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青池・夏 (白神山地)

2009年07月11日 | 🌏世界遺産日本紀行

 映像:夏の予感、神秘の青色は緑を背景に一層の輝きを放っている。

 世界遺産区域隣接十二湖公園内にある白神山地を体現できる貴重な池青池、若葉をまるで、
 金粉でも塗した様な初夏の装いだ。これが世界遺産白神の伝説の池だ  (2009.06.20取材)。

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湯坂温泉 しゃくなげ荘(下北半島)

2009年07月08日 |  💜青森忘れじの湯

映像:恐山宇曾利瑚太鼓橋手前にある温泉施設。(2013年閉館確認

恐山境内に入ることなく恐山系の温泉が味わえるのがこのしゃくなげ荘。まるで、つげ義春の温泉劇画に出てきそうな佇まい。料金も200円でいい!って、その日の気分で決まるらしい。此処の源泉は恐山噴気地帯から塩ビ管で運ばれる。これまた、漫画に出てきそうな親父さんが一周間に一回、管をたたいて湯の花の付着を流し落とす。

【DATA】単純硫黄泉 46.8℃ pH3.0 源泉:湯坂1号泉

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尻屋﨑灯台(青森県下北半島)

2009年07月04日 |  🍒南部 紀行物語.

青森県下北半島にある灯台。灯台はなぜか断崖絶壁にあるのが常だ。
しかしこの灯台は半島の東端のなだらかな海岸線にある、足元には
天然記念物寒立馬がのんびり草を喰う。最果て感が漂う本州北端地。

記録:灯高32.82m 二重のレンガ壁による複層構造R・Hブラントン設計
   明治初期点灯。レンガ造建築物では高さが日本一である
指定:日本の灯台50選、保存灯台、登録有形文化財2017年登録

参照寒立馬(青森県尻屋岬)

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夏季セミナー(下風呂温泉)

2009年07月03日 |  ✑連携・温泉・地域
映像:海側から観た下風呂温泉郷。真ん中の鉄道橋を中心に温泉街が海辺に拡がるのが観察できる。
    時は午前6時、朝陽が緩やかにのぼりウニ解禁の有線放送を聴き漁船が一隻づつ港を出て行く。

泉研恒例の夏季セミナーが6月27~28日に下北半島下風呂温泉で開催された。

①会員相互信頼関係構築
②温泉地情報の蓄積確認
③優れた温泉資産の観察
④温泉スキルの磨上維持
⑤当年度の活動方針確認
   &
⑥極上の生湯に入湯探査
:桑畑ゆんゆん、奥薬研河童の湯、しゃくなげ荘、恐山湯小屋、川内ふれあい温泉
今回の泉研の基地はまるほん旅館、有意義な2日間であった。
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六ヶ所温泉(青森県下北半島)

2009年07月03日 |  💜青森忘れじの湯

映像:下北半島の日本一深い温泉は六ヶ所高原から吹く風に気分最高(2009年廃業確認

下北からの帰り、どうしても寄りたい温泉がある。それは、『日本一深い温泉』と表示された尾鮫温泉(六ヶ所温泉)である。富士山近くで1500メートルの掘削は聴いたことがあるが此処はなんと2,714mだそうだ。今でも掘削櫓が残されている。

隣接のゴルフ場を経営している建設会社が保有。この温泉、深さはどうやら日本一に近いが、実は温泉も素晴らしい。さすが地下2000㍍級の贈り物、成分が実に濃い。

【DATA】食塩泉(強塩泉)92.3℃ PH7.06  源泉:尾駮温泉
     
大変残念な報告をしなければならない。今年の泉研夏季セミナーの帰り道、六ヶ所温泉の看板に『休業中』の張り紙が・・・先ほど電話をかけたら、『この電話は現在使われておりません』という冷たい案内が、また大好きな温泉の一つが消えた。

その後の情報:当初経営不振と思われていたが、関係者の証言で、濃厚なスケールにより
湯枯れ(つまり)で温泉がでなくなったという。さらに、井戸を掘ったが目的を達せずに
閉鎖に追い込まれたとのことである。なるほど、名湯になればなるほど成分も濃厚だ、ま
して日本一深い温泉であればなおさら復元は難しい。美人薄命、名湯枯渇、楽しむのは今。

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粟津温泉総湯(石川県加賀温泉郷)

2009年07月03日 |  ♨ 関東中部 推奨.

 映像:新装成った総湯の男子浴室、温泉があふれていた。

 小さな温泉地の小さな共同浴場浴槽には、粟津温泉源泉が活き
 ていた。温泉の原点、生湯を味わえる共同浴場も、加賀温泉郷
 でさえ、限られている。守りたい温泉地、源泉湯の一つである。

 【Data】含食塩ー芒硝泉 50.9℃ PH8.1 源泉粟津温泉総湯源泉

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総湯下駄箱(粟津温泉)

2009年07月02日 |  🚅関東・中部紀行.
映像:粟津温泉の新装成った総湯の下駄箱。   (平成2月オープン)

新装の共同浴場『総湯』の下駄箱はご覧の通り、地域の歴史をモチーフにユニークな調度となっている。

北陸の温泉地は他の温泉地同様誘客の為の整備が進んでいる。全国でも例が多い。加賀温泉郷では、山代温泉(共同湯建屋)、粟津温泉(共同湯建屋&休憩所)、山中温泉(共同湯広場:時計塔)が新しく整備された。 
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粟津温泉総湯外観(加賀温泉郷)

2009年07月01日 |  ♨温泉地風光景観

映像:今年新築したばかりの粟津温泉総湯、画面左側の建物が総湯棟(2009.5.24)

山中温泉の近くの小さな温泉地。総湯も又こじんまりとしていた。加賀温泉郷
の中では一番規模的に小さい。旅館8軒、各旅館が自家掘りの源泉を有す。
今は旅館「法師」が当時の面影を残す。近くには古刹・名刹の那谷寺がある。

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