お湯の国 日本

美しい日本の温泉地中心の旅記録(おんせん鑑定士:監修) 【記事・映像は著作権、人権保護法等により無断使用を禁じます】

松尾芭蕉(漁火や・・・山中温泉)

2009年07月18日 |   ✑歌碑句碑 紀行

映像:山中温泉景勝の地、鶴仙渓にある芭蕉の句碑

句碑文:『 漁火や 河鹿(かじか)や波の 下むせび 』 (芭蕉)

解説:「かがり火を焚き鰍を獲る渓流、さやさや谷川のせせらぎ。鰍が捕まるのを
   怖れて、浪間で啼く声であろうか」…句間に漂う深い哀しみは何だろう。一
   週間程山中温泉に滞在、芭蕉は此の地で苦楽を共にした弟子、曽良と別れる。
   曽良は体調を崩し、泣く泣く師芭蕉を置き先に縁故先を目指し旅立ったのだ。
   この句の物悲しさは、旅の道連れ愛弟子曽良との別れにあると見るのだが・・・。

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