入浴速報:鰐Come(大鰐地域交流センター) 2017.4.29
新設「鰐come」は広くて綺麗、カランも多く露天やサウナもあるので町民は皆集中する
観光客も車で乗りつけて町を周遊することなく立ち去る。温泉街は益々寂れる。浴衣、
下駄履の観光客が平川沿いを散策なんて夢。現存4つの共同浴場はどうなるんだろう?
【Data】含石膏ー食塩泉 66.4℃ PH7.4 源泉:統合泉(青柳3号泉、公民館源泉)
大鰐町には平川沿いに代表的な共同浴場がある。その形態はむかし懐かしいガラス戸
、階段浴室、丸・四角浴槽、溢れる源泉は湯の街大鰐を代表する顔であり、温泉愛好
家の楽しみでもあった。私達泉研は共同浴場と共存する新たな施設を提案したのだが。
現況:開湯800年津軽の奥座敷として往時の姿は無いそれでも共同浴場4、公衆浴場
(大湯会館、青柳会館、茶臼湯、若松会館、正観湯)が営業してる(2017.4.13現在)。
22年に大鰐町には8つの共同浴場があったが、寿乃湯(22年)、羽黒湯(25年)、
萩乃湯(27年)、山吹湯(29年)が建物老朽化と利用人員の減少などで閉鎖となる。
保存:中心部各町内に4つしか残っていない共同浴場を町内外の人達の利用増で存続
する事を願わずにはいられない。 大型施設とは違う普段着の温泉を守りたい。
考察:大鰐町交流センター:鰐come は平成16年に17億円の巨費をかけて新設された。
しかし平成11年に97億の債務を抱え、大鰐町が関わる大鰐地域総合開発㈱が
倒産している。会社はスキー場や、スパ施設「スパガーデン湯~とぴあ」などの
のリゾート施設を運営。会計が違っても大鰐町民が負担することには違いない。
この無責任な箱物行政(国にも責任あり)こそ今日の大鰐町の衰退の主因である。
参照#① 霊湯大湯共同浴場 ② 青柳会館共同浴場 ③ 若松会館共同浴場