由布院は100年の温泉観光地づくりで今日の地位を築いた。
お湯がいいだけでは湯治客は来ても多くの観光客は呼べない
先人の努力が今に引き継がれる。この辻馬車も由布院らしい。
解説:辻馬車は由布地震でお客が少なくなった時のアイデア。
久し振りに由布院温泉にやってきた。賑わい湯の坪通りで由布岳をあおぐ。
流石に町外れなので混雑はしていない。 由布岳は日本のNO.1とも言わ
れる由布院温泉の象徴,ランドマークでもある。湯布院の湯景観の一つだ。
由布院温泉:単純温泉 湧出量 38,600L/m全国3位の湧出量。源泉数は852本。
由布岳:大分県由布市にある標高1,583mの活火山。 別名豊後富士とも言う。
2013年秋季『日本温泉地域学会:長者原温泉郷大会』出席のため九州に上陸。
最近恒例となった学会大会前の温泉探査の為に、11月15日から九州入りした。
今回は九州中央部にある九重連山、涌蓋山周辺を中心に温泉探査を敢行した。
映像:北海道登別温泉 老舗第一滝本館 大浴場 「万病の湯」
温泉天国登別温泉の原点ともいえる源泉である。別名「金蔵の湯」とも言われ
登別温泉の開祖とも云われる滝本金蔵の名前を冠した湯船は登別の湯を最も
表出する湯である。登別温泉が今日の発展を得た始まりの湯といってもよい
【Data】酸性緑ばん泉 48.7℃ pH2.6 源泉:12・14・23号泉の混合泉
登別の湯を代表する泉質の一つ。酸性が非常に強いので水虫や雑菌による
皮膚病に効能。造血作用を高める働きもあり、又血管を拡張し血流を改善。
驚愕:登別温泉には正苦味泉を除く11の至福の泉質全てが存在する
硫黄泉、食塩泉、明礬泉、ラジウム泉、緑礬泉、芒硝泉、酸性泉、
石膏泉、苦味泉、鉄泉、重曹泉
映像:北海道登別温泉 老舗第一滝本館 大浴場「鬼の湯」
第一滝本館の中では43℃とやや熱めに設定されてる湯船故に「鬼の湯」という名称だ。
ヒバを使った少し和風の湯船は一番寛げるのだが43℃の設定なので3~5分の入浴が適。
【Data】含塩化土類ー食塩泉 56.4℃ PH6.8 源泉:19号泉 慢性消化器病、慢性
皮膚病、慢性婦人病、疲労回復、健康増進、冷え症、切り傷、火傷などに適応。
映像:北海道登別温泉 老舗第一滝本館 大浴場「美人の湯」
女性が好む≪</font color="yellow">>『美人の湯』とは,重曹泉のこと。
肌がツルツルするのは角質が軟化し、皮膚の汚れが落ちるからだ。温泉
の成分が肌に反応して、小さな優しい化学作用が発生しているのである。
【Data】重曹泉 50.8℃ ㏗7.4 源泉:七号泉
肌への刺激が少ないアルカリ性。汚れた皮脂がとれ肌がツルツルになる。
切傷火傷、慢性皮膚病、神経痛、貧血症。抗炎症作用抗アレルギー作用
(2013.12.3 13:30 ~15:30 弘前市東目屋公民館 )
本年最後の温泉講話である。今回は、弘前市の東目屋地区健康講座に招かれた。
岩木山麓の東目屋支所併設の立派な公民館での講演。参加者は17名の東目屋
地域民。地域が広いので参加者は福祉バスでの送迎ここでも熱心な聴講だった。
演目:温泉の効能と入浴の仕方&温泉観光について
~青森県内の温泉の特徴と正しい入浴法~
講師:温泉地活性化研究会 代表
映像:北海道登別温泉 老舗第一滝 「癒しの湯」
画面真ん中の浴槽が『癒しの湯』。第一滝本館の中では地味な湯船だが
掛け流しの源泉は絶妙に計算されている。奥の展望風呂熱の湯、手前の
傷の湯、対面の美肌の湯に囲まれて文字通り癒される存在となっている。
【Data】含塩化土類ー食塩泉 65.4℃ pH6.8 源泉: 22号泉
刺激の少ない、柔らかなお湯で、高齢の方や
病後リハビリに向いてる。肌が滑らかになる。
≪Mémoire(メモワール):音楽鑑賞 ジャジーなひととき 1970年代から始まる ≫
「謎の男」とノーベル文学賞候補村上春樹に表現されたセロニアス・モンク。村上春樹は
元ジャズ喫茶マスターであった。筆者は2枚のアルバムを所蔵。その一枚がこれだ。そ
の中のラウンド・ミッドナイトは多くのジャズメンが演奏する筆者お気に入りの一曲だ。
鑑賞:セロニアス・モンクは一方で「ストライドピアノの達人」とも云われている。幼
い頃からゴスペルやブルースの環境でピアノを弾き、ほぼ独学で当時から自分で
曲を作っては弾いていたという努力が独特のスタンダードを作り上げたのだろう。