
1990y Spider2.0 QV イタリア仕様 type11538
本日入庫したのですが試乗しましたら感慨深いものがあり記事にしてみました。
コンディション自体は決してバリ物ではありません。
大きなダメージこそありませんがヤレてる所はそれなりにあります。
先ずこのQVは新車並行にて輸入されたイタリア仕様です。
これに対して国内で市販されていた大半のこの年式のSpiderは正規物も含めヴァージョンは全くのUS仕様(type11541)でした。
即ち排気ガス規制のためにインジェクション化されたエンジンは正直眠たいし
音質もスポーツカーの音ではありませんでした。
何より扁平化されたタイアとノンパワステの為に特にパーキングスピードでは
ステアリングと格闘しなければなりません。
このボディを見たらそういう先入観が有るところに我がSpider11538は全く
違う挙動を示すのです!
元来SOLREXキャブからWeberに換装されたエンジン(ラムパイプ付)はType11541
とは月とスッポンくらい軽やかなレスポンスと歯切れの良いノートを醸し出します。
まさにType11541のオーナーが乗ったら腰を抜かすのでは無いでしょうか?
もう一点大きな差異はステアリングがPスピードでも非常に軽く全体に軽快です。
確かにフロントはノンクーラーで軽いのですがそれだけのせいではないような気がします。
つまりType11541から乗り換えるとオーバーを二枚くらい脱いだ気分ですね。
本当にオーバーでなく!←一応シャレです(笑)
補足すれば個体は京都の名人メカF田氏のチューン(といってもノーマル)が
入って全体によくバランスしています。
特に足周りはカチッとしています。
久しぶりにDrは古典的なアルファの軽快かつFunさを味わえました。
この本国キャブ仕様というのは並行輸入しかもちろん存在しませんでした。
このQVボディのキャブ車はどちらかいうとかなりレアーです。
当社でも一台だけ当時輸入しました。(なんとフランス仕様!)
価格相場はかなり下落しておりますしマニアにも満足して貰える一品かと
思います。
Value for monny!
(この記事は決して宣伝ではありません)←半分入ってる?(苦笑)

E/g本体は基本的に11541と同じながらレスポンスは劇的に良い!