
1985y GTV6 2.5最終モデル 45,800km
当時アルファの中でもマニア垂涎のモデルでGTV6が存在しました。
名作シングルカムV6を搭載した初めてのモデルです。
なんと言ってもそのスムーズさと官能的なサウンドは未だに数あるアルファの
モデルの中でもBestと言えるでしょう。
正規輸入は当時の伊藤忠オートが並行扱いでごくわずか輸入し後は当社をはじめ一部の並行業者が輸入していましたが絶対数は少ないですね。
Drところも当時それなりにGTV6を販売しましたがなんとDrが1990年に売ったお客様が未だに保有しておられました!
それもほとんど乗らずに車庫保管で買った当時とコンディションは不変であると言われます。
その個体を買って欲しいという依頼がありました。
なんせ地方の方故購入後は一度もご来店されてません。
Drも15年前のことにつき個体のコンディションは完璧に忘れております(^^;。
元々嫌いじゃないGTV6ですから半ば期待と失望?の用意も心の片隅におき
査定に伺いました。
なんとなくこういう局面て仕事ながらウキウキ♪するものなのですね。
なんか初めて合う女性みたい?!
それでどうやったん?
いや、驚きました!
本当に当時(15年前)納車した状態そのもののようです。
先ず、どこにも錆は見あたりません。
116GTにお決まりのインナーフェンダーの腐食も皆無です。
ボディの色つやも当然経年変化はあるはずなのに特に問題なしですね。
もちろん新車時より20年~と走行も50,000km弱走ってますので新車同様とは
言えませんが現存するノンレストア車ではかなりの状態と言えます。
内装も綺麗で驚くべきはラジオも未装着というか新車時の純正蓋?がまだ付いてる
じゃあ~りませんか!(^^)V。
おまけにアッシュトレイ(灰皿)まで新品でした。

工場出荷時のままのセンター部でオーディオも無し
現在の走行距離は45,800kmで前オーナーは15年間で15,000kmしか乗ってない
そうです。
通常古いクルマはキャリアカーで引き取るのですがコンディションが
良ければ自走も又楽しいということでDr自らステアリングを握りドライブ
がてら帰路につきました。
20年前の個体ですが取りあえず壊れる気はしなくて極めて好調です。
116特有のプロップの振動も特にありません。
少し気になったのはシフトレバーのゲート左端引き寄せスプリング?が
なぜか強く2nd→3rdが抵抗を感じて乗りづらかったことと暗くなって
それまで正常であったウインカーが出なくなったことです。
(これは熱によるものですね)
やはり現代のアルファに較べると全てが旧式なのは否めませんが他では味わえない
官能のGTV6サウンドで峠をクリアーするのは結構楽しかったですね。
これだけ古くともほとんどなにもせずに商品になるのは本当に売り主としては
楽ちんです。
保管状況と愛情でクルマは痛まないの好例と言えます。
最もオーナー様は乗らないだけでなく必ず毎週E/Gをかけて近所をドライブ
してたそうです。
本当に乗らずに置きっぱなしは又別の意味で痛みますからオーナー様に感謝
ですね!
誰かGTV6をお探しの方があればぜひ見に来て下さい。
一見の価値はありまっせ~!←宣伝モード

164、155V6、75V6、ES30などと同じ元祖OHCV6 腐食のないインナーフェンダーに注目!