92y AR 33 Boxer 1.7 16V QV
諸事情で入庫しましたAR 33はDrにとって思いで深い一台であります。
この33は正規輸入されませんでしたがDrは一番乗りで輸入しました。
当時ルボラン誌の取材を受けたと記憶しております。
この33に関してもう一つの思いでは大山で開催されたALFA DAYに参加したことです。
メンバーはDrと広告屋のH君にお客のRYO君の三人でありました。
当日天候が悪くて残念でしたが夜のパーティやタイムラリーなんかは良き思い出であります。
SUD以来のフラット4エンジン 4カム16Vで137PSを発揮
この33で印象的だったのは4カムのフラット4エンジンがまるでバイクのようにバンバン回ったことです。
もちろん回転域の下から上までとてもスムーズに回り4カムフラット4の面目躍如と言ったところですね。
欠点はトルクが少々薄いことで当時の排気ガス対策でガスが絞られていることが推測されました。
シンプルなボディは軽快に振り回すことが出来て大山のワインディングロードは楽しく走行できました。
機能美のインテリア 小ぶりなシートはサポートも良い
この33(type907)の前身はご存じSUDでありました。
SUDに較べると全体にリファインされてますが機構的にはむしろコストダウンで牙を抜かれた感のあるモデルと言えましょう。
ちょうどスバルのFF1がレオーネに変わったように・・。
アルファの歴史から言えばあまり個性もなく目立たない運命であった33シリーズです。
設計が古く高コストであったSUDシリーズから次の145/146シリーズへの過渡期のモデルとしての役割を果たした33シリーズにご苦労様と言いたいDrであります。