
2007y Executive GT 新車は1,600万円!

日夜仕入れというか、今後の品揃えコンセプトに悩めるDrがチョイスしたのは禁断の
マセラティQポルテであ~る。
現車のコンディションは上々であったが、走行が7万kmということもあり、遠慮がちに
付けようと思ったプライスは新車の○○分の一(格安?)の予定であったw。
格好良く広告アップしようと思ったら、紹介した常連さんに見初められた

よって、新着入庫改め、試乗記事に変更ダス。

イタリアンクラシコ

初代Qポルテのイメージを踏襲してるのは好感が持てる。
デザイナーは初代がフルアだが、この個体はファリーナである。

19アロイは前後違いの245/40+285/35
Qポルテ(MQP)のことはかって初体験記事をアップしたので、今回はトランスミッション
がF1マチック(デュオセレクト)から普通のトルコンATに変更されたことの印象を書きたい。

ティプトロ型パターン マセ共同開発ZF製
ステアリングに例の大きなパドルが備わる。(グレードによりOPT)

フロントミッドシップ
F1マチックでは何とミッションはRrアクスル前に搭載されたトランスクスルであった!。

出来の良さそうなドライブシャフト
振動が不可避であるアルファのオープン型シャフトと違い、ポルシェと同じチューブ内に
格納されている。
クラッチはアルファのように後ろではなく、エンジン後方にドッキングされてる。
こちらのほうが構造上は有利というのが世間の常識のようである。
これで重量配分は47:53となり、Ftエンジンにも拘わらずRrが重いのであ~る!。
ところが新たなトルコン型6AT(ZF)はミッションが通常のエンジン後方に変更されたにも
拘わらずエンジン搭載位置の見直し等で49:51と理想的な重量配分になったのであ~る!

数字は正直というか、ハンドリングはほぼニュートラルであった

ちなみに乗り心地は19アロイのせいか固めで少々ゴツゴツ感は否めなかった。

豪華絢爛質実剛健?
こちらもファリーナのデザインか、決して華美過ぎず嫌味なくまとめられている。

高速道路も試走
後学の為に近所の高速を走ってみた。
100km/hは6速でちょうど2,000rpmあたりで、エンジンは軽いハミングを歌っているだけ
だった

まさに平和なクルージングと言うしかないシチュエーションであ~る。
その気になれば最高速度は270km/hだから速いクルマには違いない。
6ATは全くフルプルーフでスムーズに変速してくれる。
フェラーリ(マセですがw)らしく走らせるにはSPORTモードを選択すればよりbetterで
ある。
エンジン特性はF1仕様と少々ことなり、若干低速よりに変更されてる。
馬力は同じ400PSだからデチューンというには失礼だ。
F1マチック 400ps/7250rpm、45.0kgm/4750rpm
トルコン6AT 400ps/7000rpm、47.0kgm/4250rpm
F1マチックかフルATかの選択は悩ましいw。
スポーツカー心で走らせるなら前者が楽しい。
特に前回試乗のスポーツマフラー付きは官能的かつファンであった。
ジェントルかつスムーズに走らせるのであれば後者が良いだろう。
F1は2万kmごとにクラッチ交換(60万円!)が必要だそうで、トルコン型より経費が
かかり、意外にもトルコン型が経済的ということになる。
動力性能よりもこのMQP型の最大の美点はサイズを感じさせない軽快さである。
本当に余程狭い道意外は大きなサイズを感じさせなく日常の足にも使えるだろう。
Drももう少しお財布に優しい価格になればかっての164のように欲しいと思った
