
遅れに遅れて到着

最近の並行輸入車ではちょっとないくらいの遅延が発生しました。
理由は例のRSモニターの不具合が原因で現地デリバリーが遅れたことです。
結局は薬局でクライエント様にはRSモニターを諦めて頂きました

輸入者としてはアフターサービスの観点から、余計な装備は無いほうが有り難いのも
本音ではありました。

パールイエローはとても鮮やか(OPT18万円!)
当初クライエント様が派手なイエローを選択されたのは不可思議でしたが、
これは大正解のようで、正規日本仕様には設定なしのようです

LHDは当然ですが、日本仕様と差別化が無いといけましぇん(笑)。

いきなり乗っちゃいますw
このクリオ(ルーテシア)RSの前評判は各評論家が絶賛しておりました。
果たして、それが真実か、不世出の評論家Drが真実を検証します。(やや大袈裟)
結論から言うと、クリオはとてもよく出来たクルマでした!。
おそらくこの価格では、まさにValue for moneyと言って過言はありましぇん。

欠点無しの走行フィーリング?
実は個人的に懸案事項が二つありました。
一つはEDC(ツインクラッチAT)の出来栄えで、もう一つは選択したシャシーカップの
乗り心地でした。
特に後者はクライエント様の意に反して、シャシースポール発注が現地手違いで、
シャシーカップが来てしまったからです

またまた結論から言いますと、この二つの懸案事項は全くノープロブレムでした。

カップに標準の18インチ
特に固めのカップサスと205/40-18というファットなタイヤにも拘わらず、驚くほど
良い乗り心地だったのです。
表現すると硬いのは硬いのですが、初期当たりがマイルドに躾けてあり、決してガツン
というハーシュネスがないことダス!。

HCCダンパーの恩恵
更に驚くべきはほとんどロールしないコーナリングでした。
ハンドリングと乗りご心地の両立はまさに白眉ものと言っても過言は無く、最近の
ルノーのロジックは半端じゃないでしょう。

EDCはティプトロパターン

マセ並みの大きなパドルと見やすいインディケーター
スポーティさ満点の装備はルノーの走りに対する意気込みを伺えるというものです。
やや心配であったEDCはとてもスムーズに変速してくれます。

RSドライブはノーマル/スポーツモード切替
正直なところアルファTCTよりも出来は良いと思いました。
エンジンとのマッティングというか、ドライバビリティがこれまた秀逸で痛痒感がないのが
素晴らしいです。
ノーマルモードは僅か2,000rpmくらいで5thにシフトしまいますが、アクセルを踏み込むと
即シフトダウンしてくれ速度を回復してくれます。
即ち、下手すりゃ鈍いノーマルモードも全く問題なく使えるのが良いのです。
これに較べてスポーツモードでは4,000rpm辺りまで引っ張ってくれますから、俄然その気
にさせてくれます。

200PS/6,000rpm 24.5kgm/1,750rpm! エンジンカバーが無い?
ターボ付きながら低速トルクたっぷりのエンジンは結構勇ましいサウンドを発します。
結構唸りますから、個人的にはうるさいと思いましたw。
このRSドライブにもう一つレースモードというのがあることを失念してました

以上、走りをメインにリポートしましたが、総評としたら少々エンジン音がうるさい以外は欠点はなく、
これ一台でまさにオールマイティに使えます。
週末は旦那が乗り、平日は奥様の足にと打って付けなのですが、かってのベストセラー
であるアルファ147セレスピード(298万円!)を彷彿させます。
次回はその辺りのルノーの商品性とかっての147との対比をもう少し探ってみたいと思います。
(続く)