我が家の玄関の顔でもある柱時計が修理から戻ってきた。
春先の地震から不調のままであった。
止まっては動かしまた止まっては動かし。
とうとう修理に出した。
玄関の顔になっていたので顔のない玄関は、どうもしっくりこなかった。
時計やさんから電話をもらって取りに行ってきた。
車の後部座席に、まるで病院から退院する赤ちゃんのように抱きかかえて寝かせた。
ソーッとシートに降ろし振り子と分銅は助手席に置いた。
戻ってきて掛けてみると、やはりいいもんだ。
「ここに君がいなくちゃ始まらないよ」
とご機嫌をとってみた。
春先の地震から不調のままであった。
止まっては動かしまた止まっては動かし。
とうとう修理に出した。
玄関の顔になっていたので顔のない玄関は、どうもしっくりこなかった。
時計やさんから電話をもらって取りに行ってきた。
車の後部座席に、まるで病院から退院する赤ちゃんのように抱きかかえて寝かせた。
ソーッとシートに降ろし振り子と分銅は助手席に置いた。
戻ってきて掛けてみると、やはりいいもんだ。
「ここに君がいなくちゃ始まらないよ」
とご機嫌をとってみた。