家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

引っ越していった

2007-08-02 11:20:56 | Weblog
隣保に住んでいたKYさん夫婦が挨拶に来た。

KY夫は人工透析をしている。

透析を受け持つ病院の経営する寮に入所するのだ。

病院の1階が透析室で3階が自分たちの住居ということになる。

これでKY夫のみならず食事の支度をするKY妻がたいへん楽になるという。

KY夫の体調に直接的に関与しているからだ。

また普段の生活で何か起きたらといつも考えているので、緊急のときにも安心できる。


25年以上住んだ地を離れるのは辛いという。

しかし病気を抱えている身であり高齢なので、こうすることが一番だと言う。

私達夫婦で最後のタクシー代わりをした。

今年の正月と全く同じようなことになった。

部屋は広くはないが年寄り夫婦が生活するには良いであろう。

たいしてお世話などしていないのだが「お世話になっちゃって」と何度も言う。

今月花火大会があるから見に来てねと誘われた。

KY夫婦は入所初日とあって、いろいろな書類を提出したり食事担当者からの質問に答えていた。


部屋を後にした私達を寂しい思いが包んだ。

病院を出るとムワッとした暑さが現実に戻してくれた。