家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

猫をどけた

2007-08-22 07:05:01 | Weblog
道路上に猫が横たわっていた。

反対車線を走っていたので通りすがりに覗いてみた。

やはり死んでいた。

口から血を流していたものの外見上に傷はない。

白色にグレーと茶色が少し入った品の良い猫で誰かに飼われていたのであろう。

信号機で止まりバックミラーに映った猫の遺骸を見て「どけてあげよう」と決断した。

あのままにしておくと、いずれ別の車に轢かれてしまう。

死んではいるが、きれいなままの身体が無残な物になってしまう。

すぐに右にウインカーを出して、ちょうど右側に有った駐車場に車を入れた。

車から出ると、もう信号を左折してきた車が迫っていた。

猫に走りより腕と首筋を持って端に引きずり寄せた。

死後硬直はしていないし体温もまだ暖かかった。

道路脇の安全な?場所に移動させて車に戻った。


「良いことあるよ、きっと。やさしいから」

妻の褒め言葉をもらった。