家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

冷たい雨の中のモーガン

2013-04-23 06:40:48 | Weblog
日本平に集合した。

曇天で冷風が吹き最近にない寒さだ。

モーガンの集まりなのだがモーガンは5台のみ。

ただし、その中に女性がいたことは特筆しておく。

もちろん助手席ではなく運転された。

あとはジャガー、BMW、ベンツ、ポルシェそしてキャンピングバス。

日本平パークウエーを、そして三保の海岸線を走るが今日は富士の姿はない。

久能山の下のイシガキイチゴで有名な150号線を走るとポツポツと空からの落し物。

安倍川沿いに走り最終の休憩地で現地から報告が入った。

山は「ザーッ」と来たという。

皆で一斉にトップを取り付けた。

出発当初から私の車のボンネットには最新鋭のカメラが装着された。

H氏の車の後ろにも同じカメラが取り付けられた。

それらのカメラをH氏のスマホで操作するというのだから驚いた。

スマホには映像が映り収録された音声も確認できる。

「これからは1本道です。飛ばしたい人はどうぞ」と先導のH氏のことば。

今まで大名行列のようなチンタラ走行の最後尾を走らされた私の脳にひらめくものがあった。

「どこかでよい機会があったら同じ車の後姿だけでなく少しは変化のある映像が撮れたらなぁ」と。

で、チャンス到来。

前の車を追い越して一気にその前の車を追跡した。

危険の全く無い範囲での走行は、もちろんだが、それでも少し間の空いた前の車に追いつく映像が撮れた。

梅ヶ島金山温泉に到着した時には本格的に雨が降ってきた。

バーベキューが始まると豪華な食材に特製静岡おでん、富士宮焼きそば、そして高価なビールに有名地酒が振舞われた。

「これならホテルじゃなく静岡県のここで開催した価値はあったな」と感じた。

年齢の比較的高い人たちの集まりなので夜更かしは無い。

早々に寝床にもぐる人ばかりだ。

私たち相部屋組も10時半過ぎには床に就き20秒後には雨音のみの世界となった。

明け方に雨音が激しくなった。

外に置いたモーガンが心配になった。

普通の車は雨が降っても「洗車している」と思えば何という事はない。

しかしモーガンは雨漏りはするし車体の構造に木材を使っているのだ。

「木が濡れると膨張する。するとどうなるのだろう」と考えたら目が覚めた。

起床後も雨は降り続く。

朝食後朝風呂もやめて帰路についた。

途中でまたもや土砂降りにあった。

「風雨の音タイヤが水をかき分ける音エンジン音ワイパー音そして音楽」と室内は音と水と温風と隙間風のごった煮だ。

熱かったり寒かったり冷たかったりで無事帰宅した。

「これが晴れだったら最高だったな」と思いつつ洗車した。

梅ヶ島の松の枝が雨と高速走行にもめげずくっ付いていた。