家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

続ナラメリンゴフシ

2013-04-27 07:40:46 | Weblog
ナラメリンゴフシが植物の実に見えたという話は既にした。

その後どうなっているのかということを見てみた。

ツヤツヤと美味しそうな果実を装っていた奴は、少し萎んで色も茶色に変化してきた。

それはまるでリンゴが酸化して変色したようだ。

だから、まだ果実を装っていることに変わりはない。

切り取って観察した。

小枝を掴むような形をしている下側。

だが掴むのは小枝から、さらに出ている小さな枝だった。

しっかり掴んで強い風にも振り落とされることがないように小さな小枝を自分の体内に溶け込ませているようだ。

包丁で割ってみた。

包丁が食い込む感触は少し硬めの果実のようだ。

割ってみたが蜂は出てこなかった。

ナラメリンゴタマバチが「ウジャウジャでてきたらどうしよう」と思っていたが拍子ぬけした。

よく見ると白いなかに少しベージュ色をした部分が見える。

その部分が、やがて蜂になるのかもしれない。

発育途中を切ってしまったのかもしれない。

再び「これは果実では?」と思えてきた。

結婚詐欺にかかって「今でも彼女を信じています」という被害者のようだ。