家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

チャオとチャオした

2013-11-07 08:48:30 | Weblog
始まりは浜名湖2&4スワップミートであった。
6月2日の良く晴れた日ことであった。
白いチャオが売り出されていて、それを友人が買おうとしていた。

「オレ2台持っているから売ろうか?」

そう軽く言ったのはいいが、果たして現車はどうなっているのか。

ほこりをかぶったチャオを見てみる。

走行距離は1027Kmと277Kmだ。

1997年11月28日にお金を払い、その後乗らなかった日々のほうが圧倒的に多い。

1台はパンクしていて、それを直してからでないと外にも出せない。

普通のオートバイはチェーンを緩めてタイヤを外す。

しかしチャオは車体に輪が固定されているからエンジンを後ろにずらして駆動用ベルトを緩め、そして外す。

チャオのガソリンタンクはフレームをそのまま利用している。

だから外して掃除とはいかないのだ。

ガソリンタンク洗浄剤を使う前に脱脂して水洗いする。

それが済んだら次はキャブレターの掃除だ。

ついでに純正では付いていないフュエルホースの途中にフィルターを取り付けた。

混合ガソリンを準備して補給しエンジンをかけてみた。

点火プラグを新品にしたのは当然だ。

「ババババッ」とかかった時には嬉しかった。

以前に、これを運転していた時の状況が瞬時によみがえった。

煙を吐き出しながら力強い音でアイドリングする。

「よし。あとは洗車するだけだ」

準備万端にしたが当の買主君の家庭の事情が変わり今は購入できないことになった。

私は売るつもりで整備し心は売ることに決めていた。

買主君の事情が落ち着くまでには、まだ1年ある。

それなら別の所に売ることを承知してもらい知人のオートバイ屋さんに持っていってもらった。

軽トラに乗ったチャオたち。

私の手を離れ次のオーナーの所で元気に走ってほしい。

「できることなら2台を一緒に買い取ってもらって続き番号のナンバープレート

で夫婦で乗ってほしい」

と私の当初の目的を伝えた。

「いいですね」とオートバイ屋さんも言う。

果たしてどうなるのか。

車庫の空いた部分に次の物を入れることはない。




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