家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

ジュビロ対ベガルタ戦

2011-08-25 08:30:24 | Weblog
駐車場に降り立つと少し湿り気はあるが、それでも屋外の爽やかさが感じられた。

まぶしいライトが昼にはない独特な明るさを提供する。

約1年ぶりにサッカー観戦をした。

キックオフの後雨が降り出し用意していったカッパを着た。

両者の精彩に欠けた戦いに雨が、ひと味違った展開を持ち込む。

激しく降ったり小雨になったり。

私の隣の女性は試合には興味がない。

ボールの行方には、いっさい頓着しない。

応援団を見ているのだ。

それは相手方の応援でもOKなようだ。

一緒に小声だが歌っている。

また後の席の男性は、やたらと怒鳴り声を上げる。

「今のはファウルだろ」とか「イエローじゃなくてレッドだろ」などなど。

下の席の人々は各々見上げて声の主を確認する。

だが怒鳴り声は止まない。

ジュビロファンなのだろうが「何やってんだよー」とか「持って上がれよー」など、ひいきチームにも怒鳴る。

自分ファンであることが分かった。

TV観戦ではオフサイド判定が分かりにくいが実際にスタンドで見ていると、その瞬間に分かる。

カメラで撮られた映像はボールを中心にしたゲームの一部だということが感じられた。

だが不思議なことにTVの方が分かり易いこともある。

ファウルのあった場合やゴールを決めた瞬間などだ。

今回もジュビロが1点取り返した時私たちは歓喜したのだがオウンゴールだったと放送で知った。

右脚の靴の中にザッと水が入り込んだので驚いて右側を見ると妻がハンカチタオルを絞ったのだった。

試合は1対1の引き分けだった。

選手達がスタンド前に揃って頭を下げる。

「もっと頭を使ってサッカーやれよ」と年配者の声が聞こえた。

前の女性は選手と撮ったツーショット写真をデジカメで確認していた。

皆さん楽しみ方はいろいろ。

サッカーの試合というスポーツとしての純粋な楽しみ方だけでなく現場にしかない、それぞれの喜びがあるのだと知った。

帰りには雨も止み、すっきりとした心持ちで車に乗り込んだ。



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2 コメント

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Unknown (山水)
2011-08-25 19:29:29
選手より客の方が見応えがあるのもなんだか・・ですが
夫婦らしき人で対戦相手同士のユニホーム着てる人もいました
勝っても負けても一緒に帰るのでしょうけど
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山水様 (無職無収)
2011-08-26 07:09:27
応援もたいへん熱の入ったものでしたが自分の楽しみと考えれば納得します。ボールを追いかけて左を見ているときに応援団のいる右を見ていられると隣同士で目が合ってしまいそうで困った。
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