9月25日に数の数え方(その1~フランス語)を書きましたが、私めの2度目の海外生活はドイツでしたので、今日はドイツ語の数の数え方を。
ドイツ語では1~12(フランス語は16)までは固有の単位があります。 1はアイン(ス)、2はツヴァイ、10はチェーン、12がツヴェルフです。 13はドライ・チェーンで(3+10)という言い方です。 例えば18はフランス語は10+8ですが、ドイツ語では8+10で、アハ・ツェーンです。
ドイツ語では20の単位がなく、ツヴァンツィッヒといい、2X10です。 以下3X10、4X10、と90まで同じ方式です。 だから基本は10進法だとも言えなくはありません。
しかし、日本式10進法と違うのは、例えば、27は、ジーベン・(ウント・)ツヴァンツィッヒと言い、7+2X10と下1桁の数字を先に言うのがドイツ語の特徴です。 また4桁の数字は前後2桁に分けて言います。 例えば1976は、ノインチェーン・フンデルト・ゼックス・(ウント・)ジィープツィッヒ、つまり (9+10)x100+(6+7X10) という言い方です。 レストランで勘定を言われて(=耳で聞いて)直ぐに分かるようになるには、それなりの時間が必要です。 また、釣銭の出し方は、フランスと同じ足し算方式です。
ドイツとフランスはお隣同士ですが、ゲルマンとラテンで民族が違い文化も違い、よって数の数え方も違います。 近くて遠いお隣さんです。