私めが東京の息子宅に滞在中、鳥撮りに出かけた時の最初の目標鳥が、今日のオナガ (尾長) でした。
何故なら、オナガは私めの住む西日本には住んでおらず 、東日本(神奈川県以北、石川県以東)でしか観察できない野鳥だからです。 しかも、肉眼遠目には、頭が黒で、背中から尾羽までが水色という印象的な姿をしているのです。(↓)
オナガは全長35~40センチですが、名前の通り尾羽が長く、全長の半分以上もあります。 (頭と体の大きさはムクドリ位です)
オナガの尾羽の長さを見て下さい。(↓)
黒色に見えるオナガの頭部の羽毛は濃紺色で、喉元から後頭部と背の境界部分が白色、胸と腹が灰色、背は濃い灰色です。 言葉で言うよりも姿を見るのが一番です。(↓)
(↓)は飛び出した瞬間のオナガを上から見た姿で、背中が濃い灰色で、尾羽の先端が白いことが判ります。
(↓)はオナガが飛んでいる姿ですが、オナガの翼は畳んだ状態では青灰色ですが、隠れた部分は黒色で白い縁取りがあるのが判ります。
また、尾羽は上側は青灰色で、扇状に開いた時に中央の2枚が最も長く先端が白いのが判ります。
オナガは、1970年代までは西日本でも観察できたのですが、1980年代以降 西日本での繁殖は確認されておらず、留鳥 として姿を見ることが出来なくなったそうで、わずか10年足らずで西日本の全数が姿を消した原因は全く判っていないんだそうです。
尚、撮影場所は 葛西臨海公園 @東京の鳥類園ゾーン(公園東部)で、撮影時期は2月と3月です。
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)