トウネン (当年) は、日本では春と秋の渡りの途中に全国に渡来する「旅鳥」で、全長はスズメとほぼ同じ14~15センチ位で、体の割に嘴(くちばし)が太く 脚の黒い小型のシギの仲間です。


トウネンの成鳥「夏羽」は顔と胸、背中が赤褐色で、翼は軸斑が黒、羽先が白で、残りの羽縁は赤褐色で、白い体下面とコントラストがある 小さいながらも目立つ姿をしています。(↑)(↓)


尚、トウネンの成鳥「冬羽」は全体的に灰褐色になり、大昔 私めが鳥撮りを始めて間もない頃に その姿を撮影しております(→ こちら)。
トウネンは海岸砂浜の波打ち際や水溜まり、干潟の砂泥地、湖沼、溜池、河岸、中州、水田などに大体は群れで飛来して、薄く水につかる砂泥地の表面を気ぜわしく走り回り、ミミズ、ゴカイ類、エビやカニやミジンコなどの小型甲殻類、昆虫、小さな貝、種子などを食べます。



嘴の先に捕った餌を銜えているのが判りますか? (↓)

トウネンの和名(当年)は、成鳥でも今年生まれた赤子のごとく体が小さいことに由来しているそうです。
(↓)はキョウジョシギ (全長22センチ)とランデブーしたトウネンの様子です。

(↓)のトウネンの嘴の内側に小さなギザギザの歯があるのがお判りでしょうか? 等倍の原画像では判るのですが…。 (この記事の上から2枚目の画像でも かろうじてギザギザの歯があるのが判ります)

トウネンの体下面や下尾筒、翼の裏側は白色であることが判ります。(↓)


トウネンの正面顔、見返り顔、後ろ姿も見ておいてください。


尚、トウネンは、一部の都府県では絶滅危惧種Ⅱ類 や準絶滅危惧種 に指定されています。
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)
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