ハマシギ (浜鷸) は私めの住む広島県では冬鳥 (→ 全国的には旅鳥 )として全国各地に飛来するシギ類で、全長は21センチ程でムクドリより一回り小さい位で、何と言っても嘴(くちばし)の先半分くらいがやや下向きに曲がっているのが最大の特徴です。

ハマシギの「冬羽」は灰白色の細かいマダラ模様ですが(→ こちら)、「夏羽」は頭と翼が赤っぽくなり、腹が黒くなるのが最大の特徴で識別点です。

ハマシギは食べ物の取り方も特徴的で、柔らかい泥地では、嘴を泥の中に刺し込み、途中まで抜いて嘴の先が泥の中にあるのに、そのまま移動して、新しい場所で深く刺しこむことを繰り返すようです。

(↓)のハマシギの左足関節の上に先端部が一部カットされた 全体で台形の青色のカラーフラッグ が、左足関節の下に同じく台形の黄色っぽい(本当は白色)カラーフラッグが付いています。

山科鳥類研究所 のHP(→ こちら)によれば、これは千葉県習志野市の谷津干潟 で放鳥されたハマシギで、右足首にも金属リングが付いているはずなのですが、失われて付いていません。
(↓)の正面顔の姿でもカラーフラッグが判別できます。

一応 ハマシギの後ろ姿も見ておいて下さい、(↓)

ハマシギは浜辺でよく見られるシギ類というのが和名(浜鷸)の由来で、古代では浜辺に住むチドリ(シギ類を含む)という意味で「ハマチドリ」と呼ばれていたそうです。
尚、ハマシギは国と県の準絶滅危惧種 です。
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)
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