団塊の世代のつぶやき

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クリチバ

2008年03月10日 | 自転車・公共交通

  公共交通と自転車・歩行を主体とした街づくりこそこれからの目指すべき方向と何度もここで書いていますが、第3002回でも書いたようにどうしてもバスより路面電車の方が有利だと思えるのです。
しかし、やはり世界は広いですね。バスによる街づくりに成功しているところがありました。ブラジルのクリチバというところです。こんなすごい街があることを全く知りませんでした。

クリチバ

  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

  クリチバ市 (Curitiba) はブラジル南部に位置する都市で、パラナ州の州都。「クリチーバ」とも表記する。

標高およそ940mという州内でも有数の高地に位置し、近郊にブラジル有数の港湾都市であるパラナグアを有する。

17世紀にパラナ地方において植民都市として築かれたことを起源とする。現在の人口はおよそ170万人であり、ブラジルの南部地方では最大の都市である。…中略

  都市計画

クリチバは、都市計画の優れた成功例とみなされている。専用レーン、2連結ないし3連結のバス、バリアフリー化も図られたチューブ型のバス停などを用い、大量かつ高速の輸送を実現した極めて効率的な公共交通システムを有している。日常の足として全市民の85%に利用されている。また、緑地政策においても著しい成功を収めており、クリチバ市において、市民1人当たりの緑地面積は51.5平方メートルであり、これはユネスコが都市に求める基準値のおよそ3倍にあたる面積であり、世界の都市ではオスロについで2番目の広さである。区画整理も綿密かつ柔軟に設定されており、自然環境への悪影響を避けるため工業施設については建設区域が制限されている。…以下略

 参照: クリチバに見る都市のユニバーサルデザイン

      クリチバ

  チューブ型のバス停や3連結で乗り降りのドアも多いので一気に乗り降りができるようです。こうなると路面電車の良い所は線路がある安心感だけでしょうか。
  コストも路面電車よりかなり安くなるようなのであまり毛嫌いせずに考えて見ないといけないかもしれません。
  それにしても、こんなところでも同年代の日本人が活躍していることに驚きました。人間やる気になればどこでも活躍できるものなんですね。世界の中心の坂出市で何の行動も起こさず文句ばかり言っている身が恥ずかしくなります。

  しかしながら、こうした街づくりもやはりリーダーの強い意志があれば成功するという良い例ですね。

今こそ強いリーダーが欲しい!