団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

首位転落

2008年03月31日 | 太陽光発電

  第3080回で遂にシャープがQ-Cellsに抜かれた衝撃を取り上げましたが、もっと悲惨な記事が出ました。

  四国新聞社

  太陽電池生産トップ転落/07年、欧州に抜かれる

 太陽電池の生産量で長く世界一を保ってきた日本が、2007年にトップの座を欧州に譲り渡したことが29日、米国の専門紙の調査で分かった。世界市場が急拡大する中、原材料の調達が遅れたことに加え、住宅用太陽発電への補助金廃止などにより日本市場が縮小しているのが原因。企業別で7年連続1位だったシャープ(大阪市)もドイツのメーカーに抜かれた。

 太陽電池生産は、地球温暖化対策が急務となる中、国際競争の激化が確実視されている分野。日本は太陽光発電の累積導入量でも05年にドイツに抜かれており、国内市場の拡大対策を求める声が高まりそうだ。

 太陽電池業界の米専門紙「PVニュース」によると、07年の日本の太陽電池生産量は92万キロワットで、前年比11・3%減少。逆に欧州の生産量は43・9%も増え、106万キロワットに達した。米国は27万キロワットで、中国、インド、台湾などでも生産量が急激に増えている。

  最初この記事の見出しを見た時、「今更、何を言ってるんだ、遅すぎるじゃないか」と一瞬思いました。しかし、「待てよ!もしかしたら日本全体の生産量が抜かれたと言うことか」とあわてて本文を読みました。
 危惧した通りでした。しかし、これはシャープの首位転落以上に衝撃的ですね。まさかそこまで悪くなることは無いだろうと多寡を括っていた私が甘かったようです。
  市場の縮小に原材料の不足があいまってこんなことになってしまったんですね。シャープの2位も本当は
第2514回で取り上げた中国のメーカーサンテックに抜かれているのが本当らしいです。

  シャープを始め、京セラや三菱などが増産を決めているようですが、果たして、一度転落した首位の座を奪い返せるのでしょうか。
  メーカーの必死の努力も日本の政府の相変わらずの無策が足を引っ張るのでしょうね。

再浮上なるか!