第3058回で取り上げた町議さんの報酬を日当にするとした矢祭町の町議選が終わったようです。
議員報酬の日当制を導入する福島県矢祭町の町議選(定数10)が18日告示され、23日の投開票へ11人が選挙戦に入った。新議員は31日の任期から「日当1期生」となる。
地方自治体の財政が厳しさを増す中、議員活動のボランティア化という点からも注目される。
日当制は、「合併しない宣言」で知られる同町が行財政改革を進める中で浮上。条例案は昨年12月に議員提案で可決された。
月額20万8000円の議員報酬を1日3万円にする。額は、課長職6人の平均収入を平均実働日数で割った約4万4000円に対し、議会が半日ほどで終わることも考慮し、その7割とした。
支給対象は定例会、臨時会、委員会などや、消防団の出初め式、成人式、敬老会など町主催の行事のほか、議長が認めたもの。年間30日程度とみられ、議員1人当たり年間約90万円となる。期末手当も廃止され、年間約2500万円の経費削減となる見込みだ。
告示前の今月5日には、立候補予定者が「予定者一同」の名前で、陣中見舞いや当選祝いの「お断り」広告を地域紙に掲載し、議会改革もアピール。現職7人、元議員1人、新人3人が出馬した。
前鳥取県知事の片山善博・慶大教授は「日当制は議会の多様性につながる取り組みとして評価できる。経済的魅力が減ることで、職業政治家としての議員の代わりに、若者や女性、サラリーマンなどが出やすくなる可能性もある」とする。2008年3月18日
参照:矢祭町
流石に出馬が少なかったようですが、それでも定員を上回っているのですからたいしたものです。それでも出ると言う心意気が嬉しいですね。これを現在の国会議院さんたちに適用すると果たしてどれだけの立候補が出るか見てみたいですね。
日本の国や国民のことより自分の利益の為に中国や韓国・北朝鮮などにべったりの議員さんたちには早く辞めて頂いて、「町議は生活のためではなく、町民と町のために働く奉仕の精神にたっているからだ」という矢祭町議さんの心意気を継ぐ人たちに議員さんになっていただきたいものです。
しかし、そうなると今度は利益団体から報酬をもらって立候補する人が出てくるかも分からないですね。是こそ本当の族議員になりそうです。
やはり理想は遠そう!