日本では食えない太陽光発電ですが、世界ではどんどん拡大しているようです。
ポルトガル南部モウラで、世界最大となる太陽光発電所の建設が、3月末の一部稼働開始を目指して急ピッチで進んでいる。
強い日差しが照りつける中、オリーブの木などが切り払われた赤茶けた大地の上にテニスコート大のソーラーパネルがずらりと立ち並ぶ様子は、SF映画さながらの壮観だ。
最終的には、モウラ周辺で2520枚のパネルが建設され、2010年までに本格稼働を目指す。
同発電所を建設するスペインの大手建設会社「アクシオナ社」によれば、完成後は同国平均家庭3万世帯分の年間電力使用量をまかない、約15万トン近い二酸化炭素排出を抑制できるという。(2008年3月26日15時30分 読売新聞)
写真はこちらが良く分かります。
Garbagenews.comより 2008年03月27日
スペインは太陽エネルギー先進国!? ポルトガルに世界最大規模の太陽光発電所建造中
上の太陽電池は中国製らしいです。(未確認)
日本のメーカーも世界で頑張っています。
第2574回で取り上げた日本の大規模発電です。一部が完成したようです。
毎日jpより
太陽光発電研究施設:一部で運用始まる パネル4200枚を設置--北杜 /山梨
北杜市長坂町夏秋で建設が進められていた敷地面積6ヘクタールに及ぶ大規模太陽光発電研究施設の2割分が完成し、23日に運用が始まった。これまで約4200枚の太陽光パネルが設置され、計画では09年9月ごろまでに2万枚近くのパネルがそろう。この施設で、天候の変動で発電量が不安定になっても、電力を安定的に供給するシステムの実証実験を行う。
研究施設は、北杜市と「NTTファシリティーズ」(東京都港区)が独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から研究事業を委託され建設を進めている。一部運用で一般家庭約180世帯分の、2万枚で約570世帯分の電力を発電し、2010年度末までの研究期間中は電力会社に売電される。
この日に行われた記念式典では、白倉政司・北杜市長のほか、同社の森勇社長やNEDO新エネルギー技術開発本部の福田秀樹部長ら関係者約250人が参加し、国内外のメーカー23社が開発したさまざまな種類の太陽光パネルを見学して回った。【沢田勇】
世界の規模とは比べ物にならないですが取り合えず日本でも動いてはいるようです。
確かに、こういう大規模発電も大切ですが、一件一件は規模が小さくても、分散した発電所としてまとまれば大規模な発電と変わらず効力を発揮するのは住宅用発電じゃないでしょうか。それを軽視しては太陽光発電の普及は難しいと思います。
太陽光発電の優位さは分散発電にあるのじゃないでしょうか。大規模な地震などの災害の時にも分散した発電所は強い力を発揮するはずです。今のところは、バッテリーの問題で独立した発電としては力不足ですが、いずれ解決されるときが来ると期待しています。そのときには住宅用太陽光発電の良さが認められるでしょう。
尤も、その時までに日本にその準備ができているとは到底思えないのが悔しいですね。
何とかならないものか!